※連載コラムです。
PBWって何? ケルブレってどんなゲーム? 編
なにやら大々的に宣伝され、新規で始まるPBWがあるとの事でしたので事前登録を行い、プレイを始めてしまいました。
いままでPBWに関してはいくつか登録までは行った事はあるものの、プレイングは一切やった事がない状態だった為、実質PBWをまともにプレイする事は今回が初めて。
(いやPBMのほうはやったことはあるけれども)
プレイ出来なかった最大の理由は、恥ずかしながら金銭問題が大きかったのですが、最近は多少は何とかなりそうになったのでプレイをはじめられるに至りました。
……ただ、昔からトミーウォーカーのゲームは他社と比較してもお金がかかる旨の話を聞いていたのでどうなるやら。事実、もう既に星20個投入(補足:星1つ=1000円)している状況なのでこの先心配。
せっかくなので紹介とかでもしようかなと思います。できればプレイレポート的なものも今後書いていきたいなあと画策。
いつもの如く長くなりそうなので何回かに分けます(全部書けてないし)。
いつもと毛色が違う? 一応これもゲームなので気にしてはいけない。
PBWって何?
さてその前に、ますはここから書かないといけなさそうなので。
そもそもPBW、play by webというゲーム自体になじみのない方にとってはイメージがしにくいジャンルですので、元となったPBM、play by Mailに関してもまじえて説明を。
一部の違いはあるけれども殆ど一緒ですので共通な話から。
ルールや世界観に則ったキャラを作る
はじめに、プレイヤーの分身となるキャラクターを、ルールや世界設定に準じて作成します。
この辺はゲームによって色々なアレンジや違いがあるので省略。
シナリオに参加して行動を決める
ゲームにはまず、物語の進行役を務める担当が存在。大抵は「マスター」といった名称がつく方。
マスターは事件や冒険等、お話の序盤と問題をプレイヤーに出します。
プレイヤー達は自分のキャラクターがどういった行動をとって問題を解決するかを話し合う等して決め、文章に起してマスターへ提出(これがプレイング)。
マスターは提出された行動を元に、結果をノベライズして返信または公表します。
……といった事を楽しむ事がこのジャンルの共通となります。そこから世界観やシステム、キャラクターのステータスに装備品等々、ゲームによって細かい部分が違ってくるものとなっております。
PBMはお手紙でプレイング
(ここはあくまで自分が知っているもので書きます。ホビデのしか知りませんのでそちら基準ですが)
PBMの場合は、専用の冊子にシナリオが書かれており、プレイヤーは専用のはがき(有料)にプレイング内容を記入して送付し、マスターがノベライズした結果は封書で返送されてくる、といったものでした。
自分がプレイしていたゲームですと、今の様にシナリオの結果は一般公開されず、未参加者が読む為には参加者から見せてもらうといった事等が必要でした。
また、参加者同士の行動相談も、ネット自体が出来ない環境の方も当時はまだ多かった為、お互いにお手紙を出し合って相談したりする(もしくはオフで会う)、といった事が主流でした。
PBWはブラウザで全部出来る!
インターネットが普及された事で、お手紙から電子メール(これはPBeMとも呼ばれる)、そしてブラウザ上で専用ページ・インターフェイスを使用したゲームへ進化しました。
しかしゲームの根幹は一緒で、やる事はPBMの時とだいたい共通しているものとなっています。
違いとしては全部データ化され、雑談や交流、相談等々もネット上で簡単に出来る様になった所でしょうか。
TRPGに近いが少し違う
よく例えとして挙げられるのは「卓を囲まないTRPG」という表現ですが、だいたいあっているかもしれません。
大きな違いとしては、TRPGはシナリオの要所で行動をその場その場で決めて進めるのに対し、PBWでは行動を提出するのは(シリーズ形式はともかく、語弊はあるかもしれないけど)シナリオに対して「一回きり」の為決め撃ちになるところだと個人的には思います。
なので、PBWはいわゆる「読者参加型ゲーム」の派生に近いかもしれません。その例えが違ってると思ってもそこは気にしないであげてください。
それでケルブレはどうなのか:ストーリーあたりまで
PBWに関しての説明はここまでとして、今回参加させて頂くゲームの話を。
地球が独自の資源の所為で嫌がらせされまくりなのでいい加減にしろよ的な話
まず、ストーリーですが……。まじめに書くと面倒。箇条書きでいきます。
- 舞台は世界線が事なる地球の今現在。
- 宇宙の源である「グラビティ・チェイン」という重力エネルギーがあるのだが、発生源が地球だったりする。地球から螺旋状に宇宙全てに対して放出してるらしい。
- 「グラビティ・チェイン」は宇宙全ての重力の源であり、これがないと星や生命ができないんだって。
- そこで活動している地球人も大量にエネルギーを蓄えてて、その影響で定命(寿命がある)化してるんだとか。
- そんな中、宇宙には「デウスエクス」っていう、不死の存在だが自分らじゃそんなん作れない奴等がいて、数十本ある「ピラー」って転送装置でグラビティチェインを遥か昔より地球から供給される事で繁栄していた。
- でも2000年前にピラーが壊れたんだか不具合だかで供給が止まったり鈍ったりする様になって枯渇、「デウスエクス」の多種族間で資源奪取の為の戦争やらかす。
- で、枯渇してない種族や「コギトエルゴスム」とかいうコールドスリープみたいな事をした種族はいいんだけど、当然ながら枯渇して種族絶滅の危機でピンチ! な種族もいた。
- そこで奴らはピラーを解析して改造、自分の主星から地球まで瞬間移動可能な「ゲート」という装置を作成。グラビティチェインを確保する為、700年前から地球を襲って奪取を繰り返しているんだそうだ。
- 相手が不死なもんだから殺す手段がなかった地球人はこれまでやられっぱなしでいたが、300年前くらいに色々な思惑でデウスエクスの一部種族が地球側に付いて味方をする事に。
- だが、地球側についたデウスエクスが、地球人と同様に定命化しちゃっておっかなびっくり。
- 定命化の所為で地球側はまだまだ不利だったが、さらに50年前位まで地球側に味方する種族も増えていった。
- そんで、その間に特に台頭していた、敵側の上位であるドラゴンの支配者「魔竜王」が、地球側で定命化耐性を付け代表格となっていたオラトリオ(天使種デウスエクス)の「聖王女」に一騎打ち。
- 二人とも「十二創神」とかいう宇宙最強の奴らの二人だったので影響が甚大。やり過ぎて相討ちとなった時には地球滅亡しちゃって一同ドン引き。
- 責任を取る為、オラトリオが総出で地球滅亡前までなんとか「巻き戻し」を行って復活させたが、力を酷使したおかげでオラトリオも定命化。
- その地球では巻き戻しの影響による化学変化なのか、デウスエクスを殺す事ができる「ケルベロス」という能力者が生まれる様に。デウスエクスに初めて恐怖が訪れる。
- 地球滅亡や巻き戻し、ケルベロスの誕生といろんな事多すぎで動揺しまくりなデウスエクスは侵略に消極的になった。というのが20年前まで。
- その後、予知能力を持つ「ヘリオライダー」というのが、近いうちにまたデウスエクスの大規模侵略があると予知。
- 地球側は対抗する措置として、日本列島に地球のグラビティ・チェイン全てを寄せ集め、拠点として防衛する計画を考案。
- そして2015年8月(ゲーム開始日)、デウスエクスが本格的な侵攻を開始する……。
自分なりに噛み砕いて不真面目にわかりやすくしようと書くと、およそこんな感じだと思います。わかりやすくなったかどうかはわかりませんが。
ちなみに補足として、デウスエクスは倒してもコギトエルゴスムという宝玉になって封印されるだけなので今まで死ねなかったのですが、唯一、殺す事ができる能力「グラビティ」を持ったケルベロスという存在の登場で、本当の意味でようやく地球側は対抗できる様になりました。
基本的に地球文明はプレイヤーのリアル世界と同じで、デウスエクス関連の影響で少し違う、といった世界観の様です。
「くどい、三行で」って人用
- 地球独自の資源の所為でデウスエクスが敵味方問わずやりたい放題
- でも最近あいつら完全にぬっ殺せる力を得たぜ!
- 野郎ぶっころしてやらー!
……大体あってる?
プレイヤーはケルベロス
プレイヤーですが、デウスエクスを殺せる能力を持つ「ケルベロス」役になります。
ケルベロスは地球人だけではなく、他の定命化している種族も存在するので、なりたい種族を選びましょう。当然ながら種族によって特性やステータスの違いはあります。
それから、ケルベロスには専門のジョブがあり、それらによっても能力は変わってきます。
ジョブはメインとサブの二種類を選択することが出来ます。
また、サブジョブの代わりにサーヴァントという、グラビティを開放して固定化した生命体を選ぶことも出来ます。これはペットや使い魔といったものを飼って使役している感覚でしょうか。
……つまるところ、デウスエクスが様々な形で侵略行為を行ってくるので、ケルベロス達はそれらに色々な方法で対処する、というのがこのゲームの主目的となります。
しおり:今回はここまで
少し長くなりそうですので、続きを書け次第アップするという、小出し戦法で書いていこうかと思います。いつもより短くいこう。
ちなみに、自分のキャラですが……名前は「オーフェ・クフェロン」とだけ。
なんでこんなキャラになったのか、自分のキャラを作成したレポート的なものも次回あたりに書こうかなと思います。
その前にケルベロスの種族とかデウスエクスの種類とかを先に書くことになりそうですが。
ぼやき
これ系のゲームは、今は亡きホビデ社の某ゲーム以来なので、当時のノウハウが通用するかどうか心配。
……いつものコラムのほうはすみません、やる気の問題ですのでもうしばらくお待ち下さい。
あーと、どうでもいい話ですが、なぜかわかりませんがケルブレのストーリー見てラストハルマゲドンやアフターハルマゲドンが頭をよぎりました。なんで?
関連リンク
- ケルベロスブレイド公式
- http://tw5.jp/
- 株式会社トミーウォーカー
- http://t-walker.jp/