アレンジあれど、根底は変わってなかった!
先のsteamのセール等で定期的に割引され、昨年のオータムセール期間中の割引されていない時に購入した為ぐぬぬとなりましたが、それはいい。
さらには、なんと日本語版が3月30日に発売される事になりました。ある意味ちょうど良いかな。
ともかく、購入してプレイしていますが、やはり今回も幾つかの要素を投入してアレンジされているとはいえ、根本的な所はしっかりと今までのシリアスサムとなっていました。
ストーリー? そんなもんは気にするな!
あー……ストーリーは知っても知らなくても別に良さそうなので、投げやりに紹介。
話は、21世紀初頭にエジプトにある古代文明の遺跡を発掘したら、現代より発展したテクノロジーだったので地球人がそれを利用して遠くの宇宙までヒャッハー。
それで調子こいていたら、そのテクノロジーを使っていた祖先である宇宙人「Sirians」の母性にて、Siriansが過去の戦争でフルボッコにされた、宇宙制服企むMentalという種族が仕掛けていたトラップを発動してしまい、地球人大ピンチ。
トラップはSiriansの生き残りを見つける為の発信機で、色々あり地球人はMentalと星間戦争をやるはめに。
圧倒的な力を前に、このままでは地球も落とされてしまう程の危機に直面。
そこで人類は最期の望みとして、エジプトの地下遺跡で発掘した「Timelock」という過去に戻れる装置を使い、Siriansの母性を発見した探査線の船長で我らがSam “Serious” Stoneが過去のエジプトに飛び、Siriansの宇宙船を使ってそのままMentalの本拠地を叩く計画が実行された。
しかしTimelockの作動方法がわからない為、政府は秘密裏にエジプトに調査隊を派遣。だが、隊からの通信がある時途絶えてしまい、緊急事態としてサムとEDFが出動する。
……というのが、今回の話の最初になります。
初代と大体一緒? というよりはそれよりも少し前の話となるのかな? いまいち初代の方は話がわかってないので何とも言えないですが。
そんな話なんぞ知らなくとも、このゲームにおいてはまったく支障がない。
サーチアンドデストロイ
ゲームの内容としては大量の敵を相手に、走り回り逃げ回りながらとにかくブッ倒す、昔ながらの撃ちまくりFPS。
昨今はCSライクなものやタクティカルなFPSが流行っている為、そういったものしかプレイした事がない人には新鮮かも。
今作もシステムに若干のアレンジはあれど、このスタンスは変わらない為ヒャッハーするのが楽しい。
ただ、この手のシステムだと何も考えないで狙って撃ってりゃいいという偏見もあるかもしれません(気のせい?)が、いかに囲まれない様な立ち回りに位置取り等を行い、有効な攻撃を加えて倒していくか、というのを常に判断しないとならない戦術性はあります。
今作ではアレンジのおかげでそれが強くなりました。
スパイスにはなっているかも
ピストル以外にも一部リロードが
まず、拳銃だけでなくアサルトライフルといった一部武器がマガジン式に変わり、リロードが必要になった点。
これにより攻撃できない時間が発生し、場合によってはそれが命取りになる事も。
回復アイテムの分散化により死にやすく
次に、回復アイテムの配置がかなりまばらになり、散策して見つけないとならなくなりました。いままでは進行ルートに結構かたまって配置されていたのですが、今作は以前の作品のマップ内での回復可能な量がそのままで、マップ全体に散布されたという感じ。その為こまめに拾ってちょっとずつ回復をしていかないとならなくなっています。これまでより死にやすい。
弾薬も減った
さらには拾える弾薬の量もこれまでよりも少なくなっている様で、強力な武器ほど非常に手に入りにくくなっています。おかげで雑魚敵には火力が過ぎる武器を使いまくっていると、ここぞという時に弾が足りなくて詰む可能性さえでてきます。敵に合わせた武器を選択し、弾の節約をしていく事もより重要になっています。
これはシークレットにもいえる事で、シリーズ中一番見つけるのに骨が折れるかもしれない。
一部武器にAimモードが
新要素としては、拳銃やアサルトライフル等の一部武器でサイトが覗ける様になった点。これは発売前から心配されていた要素なのですが、覗いたほうが弾はまっすぐ飛ぶけれど、覗かなくともよっぽど距離が開いてなきゃ普通に当たる程度。覗かないとばらけすぎて当たらないのか心配でしたが、完全に杞憂となりました。
スプリントが出来る様に!
他には、スプリントが出来る様になりました。常に走り回れますが、もちろんスプリント中は攻撃もりロードもできません。これですこしは逃げ回りやすくなったかも。
前作までは自分の移動速度より少し速い敵が多かったものの、弾が豊富に取得できた為、囲まれる前に強力な武器でなぎ倒し、逃走する為の突破口を開いていく様な感じで対処する方法が多かった記憶があります。
今作では上記に書いた通り取得できる弾数が、特に自爆せずに近距離でも簡単になぎ倒せるミニガン等、オールマイティに使用出来る強力な武器の取得弾数が大幅に減った為、これがある事でより立ち回りが重要になった感じです。囲まれそうになったらスプリントで逃げつつ、攻撃に移るタイミングを計る、みたいな。
ただ、自爆特攻するあのKamikazeの移動速度よりこちらのスプリントの方が気持ち速い為、四方八方からわらわらと「Ahhhhhhhhhhhh!!」と雄叫びをあげながら大量に襲い掛かる恐怖が少し薄れてしまった点は残念なような嬉しいような。少々複雑。
専用モーション付きのmelee
あとは一部の敵には専用モーションの格闘攻撃が出来る様にも。Gnaar(どー〇君)なら目玉くり抜き、クモなら頭部の皮剥ぎ、人型は首折りなどなど。一撃で倒せるのが利点。
発動可能な距離にいると画面に専用キーの表示がされ、押す事で発動します。意外にも発動可能な距離に余裕があり、距離が開いた状態でも発動すると敵の位置までワープして仕掛けます。吸い込みぱねぇ。
ただし、発動中も無敵時間はなく敵の攻撃をがんがん喰らう為、使いどころは難しいかも。素直にハンマーで殴った方が良い場合が多い(特に大量の敵が要るときに誤って使ってしまい、モーション中にタコ殴りにされてしまうと目も当てられない)。
また、銃器を装備している時は敵によってキックになる事もあり、こっちはノックバックさせるだけなので一撃とはいかない。
マップ自体は広いが障害物や壁が多め
今回はマップ全体は広いのですが、従来より建物や障害物などが多いため、角を曲がったら敵とこんにちはとか、撃って隠れてといったプレイを行う戦法が出来たりと、従来とは少し異なる印象を受けます。
特に序盤は比較的狭い場所を進んでいくという、サムらしからぬシチュが多い。
また、壁や障害物の中には破壊可能なものも多く存在する為、いつまでもそこで攻撃を回避出来ないといった状況も。今作は敵の攻撃の精度が高い様で、特にショットガンやアサルトライフル等の即着弾タイプの攻撃は距離が離れていてもスプリントしようが結構喰らう為遮蔽物を多用する場面がちらほら。
そんな状況なのでカバーアクションも多くなりがち。
砂煙も意外な敵
今作では場所によっては着弾や爆発によって土煙が上がる様になっており、それで視界が遮られる事も。
特にKamikazeの対処中にそれによって位置が把握し辛くなり、気が付くとかなり近距離まで迫っていたといった状況等も発生しえます。
これも難易度を上げている要員の一つ。
疲労度が従来より半端ないゲーム
これまでとは少し違い、弾薬の節約、敵に応じた武器の運用、遮蔽物を利用して攻撃を回避、囲まれない為の位置取りに立ち回り、等々、色々考えないとならないゲームとなりました。しかしながら、大量の敵を相手にドンパチするという根底は変わっていない為、ちゃんとシリアスサムではありますね。
ここまで神経が磨り減るゲームも、昨今では珍しいかも。本気で疲れるゲーム。
初回から難易度をSeriousでプレイしていますが、シリーズ中最高難度の為、まだクリア出来ず。場合によっては難易度を下げてやり直すかも。
(今となっては別のゲームも色々プレイしている為、それもクリアできない原因でもあるけれど)
手応えのあるFPSを求めていた人には、今作はお勧めできます。もちろんこれまで通りCo-opもあるので、ワイワイ楽しむのも良いでしょう(こっちはライフ制の設定じゃない場合は死んでもペナルティが殆ど無いのでお祭りゲー。最大16人でプレイできるのはもはやカオス)。
関連リンク
- シリアス サム 3 BFE 日本語版 日本公式サイト
- http://serioussam.zoo.co.jp/ss3/introduction.php
- Serious Sam 3: BFE 公式サイト
- http://serioussam.com/
(当記事と関係ない)ぼやき
ACVまったくやってない
もはやACVを全くプレイしておりません。近日パーツパラメータの調整が入る様ですが、それが来るまでは恐らくプレイを再開しないかも。
今はMinecraftばっかりプレイ
そして今はKZ3からMinecraftに移り、いつものメンバーにてマルチプレイを堪能しています(鯖は自分のPCにたてている)。まるちだと いろいろはかどって たのしいです| ^o^ |
積みゲーをどうするか
あとFEAR3や買っていた事をすっかり忘れていたイチロー版Deus Exも全くプレイしていないのでいつやろうか……。