[AtomicHeart]IF世界の真っ赤な国を駆け回る! バイオショックライクな雰囲気FPS

ノラに蹴りを入れるライト。

賛否聞きますが雰囲気ゲーとして私はまあまあ楽しめました。難易度はアルマゲドンにてプレイ。

本編のみでDLCはどうするか検討中。

今回もネタバレなしで書いていき、また関連リンクの後にネタバレありを書こうかなと。

ソビエトモダニズム、超科学、陰謀などをブレンドしてお届け

アトミックハート計画とは一体……?

当作は1955年、「ポリマー」(この世界では高分子ではなく固有の物質として登場)と名付けたすごい物質のおかげで科学が発達したソ連が舞台。

小型常温核融合炉、空中都市に空飛ぶ車、ロボットや新型の通信デバイス(思考を他人に伝達できるレベルのもの)、などなど……なかなか攻めた世界となっております。

場所が場所だけに、ソビエトモダニズムっていえばいいのかなというデザインも特徴的な雰囲気マシマシで素敵です。

主人公はKGBに所属する、コードネーム:P-3ことセルゲイ・アレクセイヴィッチ・ネチャエフ大佐。

記憶がなくロボットを嫌うモヒカンですが、信頼と尊敬を抱くサチノフ博士の為に任務を遂行する男です。

サチノフ博士は、ロボットと関連ネットワークを利用した「コレクティブ」なる計画で、ソ連市民を労働から解放した人物であり、科学研究の中心人物という存在。

P-3も過去に助けられたので、博士に尻尾を振って任務を遂行している関係です。

話の始まりは、空中都市のひとつで、博士がいる「チェロメ」にある彼のオフィスを訪ねるところから。

博士は多忙で会えなかったのですが、ソートという通信デバイス経由で施設3826の調査任務を命ぜられます。双子の女性型ロボットから車のカギをもらいつつ。

なんか海外で、双子にあついものを感じた方がけっこういる様で……HYDEEの時の既視感がいやさておき。

施設3826とは、地上にあるソ連の科学研究の中心部といったところ。

P-3はそこに空飛ぶ車……正確には普通の車に乗り、それを吊り上げて飛ぶロボットに持ち上げられて連れていかれる形式だったので「空飛ぶってそっちかい!」というツッコミをしてしまいました。…ええと、そこに向かうこととなりました。

しかし、施設に着陸する寸前に、ロボット達の襲撃に会ってしまい……。

という感じで始まる物語となっています。

反乱したロボット達の猛攻を搔い潜り、要人や原因を調査しつつ、壮大な計画の陰謀に巻き込まれていく。

そんなお話ですね。そしてやはり失った過去の因縁も……?

便利な相棒、ポリマーグローブ

P-3は左手にポリマーグローブという、「チャー・ルズ」なるAIが搭載されていて便利な機能を持つグローブをサチノフ博士より頂いて装着しています。

こいつは手のひら中央から触手を伸ばして物を拾ったりライフパックを使用するといったことや、SHOCK(電撃)やポリマーシールド(敵の攻撃を防ぐシールド)等といった特殊能力が使えたりします。

この辺もなんとなくバイオショックリスペクトな印象を受けます。あっちも武器と特殊能力を駆使して戦う形式ですし。

それとチャー・ルズですが、いろいろと会話にて施設やアドバイス等の情報を提供したりしてくれるのですが、どうも何か知っていて行動を誘導されている様な気がするうさん臭さを感じたり……。

何か秘密があるかもしれません。

武器は近接、実弾、エネルギーの三種か

武器はストーリーを進めつつ探索することによって製作可能なものが増えていく方式でした。全体的な武器の見た目がガラクタを寄せ集めて作り上げた感マシマシで素敵です。

大まかなカテゴリとしては近接、実弾、エネルギーの三種になりますか。

近接は斧やらブレード付きのこん棒などですが、武器による振る速さや一発の火力が異なったりします。また、セカンダリアタックが溜め攻撃だったり武器特融の特殊攻撃だったりする違いもあるので、好みや戦闘スタイルでいろいろ検討する価値あり。

実弾武器は武機種別に専用の弾を消費して使用するタイプというか銃ですね。ピストルやAR、ロケラン等々。やはり武器によってセカンダリがADSだったり特殊攻撃だったりします。

エネルギー武器は、自動回復またはアイテム使用(あとは対応した近接攻撃当てて敵から吸収する方法もある)で回復するエネルギーを消費して使用するタイプ。三種類の中で好みで選ぶといいです。やはりセカンダリが以下略。

なお、近接武器の中には特殊攻撃でエネルギーを消費するタイプもあります。

武器はだいたい、近接と射撃武器をそれぞれ一種類ずつ持っていくのがおすすめでしょうか。

(おすすめ武器というか最終的になに使っていたかは書けますが、このゲームおそらくそのへん模索する楽しみもあるのであえてここでは書きません。それは関連リンクの後にでも)

やはり戦闘は行動パターン読み

敵との戦闘ですが、基本的には相手の攻撃を読んで回避した後、こちらの攻撃を当てるタイプ。

各敵には何パターンかの攻撃手段を設けられており、その中から間合いなどによって(ランダム性もあるが)繰り出してくるので、それをダッシュでよけたり遮蔽物を使うなりして避けつつ攻撃をしていく感じです。

特に大量の敵を相手する場合は囲まれるとあっさりやられるので、本当にヒットアンドアウェイの立ち回りをしてかないとつらい。回復アイテムも潤沢に準備しておく必要もある様に思います。

これもやはりバイオショックリスペクト感強め。

ちなみに、ステルス要素もあるのでこちらに気づいていない敵は後ろから近づいてテイクダウンもできたりします。こちらはインタラクト後、指示されるキー連打で成功させるパターンとなっております。

クセつよお助けロボで各種カスタマイズ

武器や能力のカスタマイズ等は、要所に設置されている「ノラ」という癖が強い自販機型ロボットに頼んで行います。

彼女はなんというか……。積極的というかドMなのかヤンデレなのかよくわからん性格をしておりまして。まあまあとにかく。

ノラで行えるのは武器の製作にアップグレード、アイテム製造やストレージ整理、それからグローブのスキルアップグレード(一度割り当てたのを解除してポイント還元も可能)等々があります。

武器はレシピと素材があればいつでも製作が可能で、作った武器は分解して素材に戻すことも可能となっています。恐らく分解時はアップグレード分含めて等価の素材が戻ってくると思われます。

アップグレードはまんま、武器によって特徴的な強化や、特殊能力を持たせるといった事が可能です。ただし、種類によってはとある特定の探索場所で拾ってくるレシピが必要だったり(これが面倒くさい)。

アイテムの製作は弾や回復アイテム等の消費アイテムを素材から作れます。なお、消費アイテムも分解して素材に戻すことができます。
(ただし序盤でまだ作成レシピがない弾は使うことがないという確信がない限り、分解はあんまりオススメできないかも)

ちなみに書き忘れていましたが、このゲームはストレージ制で持てるアイテムには限界があります。ノラに預けることができるので、取っておきたいアイテムは彼女に突っ込んでおこう。(ストレージの容量はスキルアップで増やせます。)

スキルのアップグレードは身体やグローブの特殊能力をアップグレードさせることができます。ダウングレードというかリセットしてポイントを還元する事もノラからできたりしますので、割り振り直しは簡単に行えます。

武器やスキルは割と上記から、いろいろやり直して模索させてくれる仕様なのでありがたい。

パズル要素は……

あとはパズル要素ですが……。

主にパーツ集めするための研究所(ポリゴン)で空間を使ったパズルとか?

あと施錠されたドアを解除するパズルとか。

特に前者…いやどっちもか、同じことの繰り返し感が強くてここは何ともいただけない。

私もさすがに飽きて途中でパーツ集めはやめ、本編に集中する様になりました。

皆ここは総じて不評なのもうなずけます。身をもってわかりました。

パーツ集め無視してもボリュームはそこそこなのでプレイ時間はちょっと長めか

バイオショック的な雰囲気や演出も感じつつ、普通にデモシーンはP-3等の三人称視点になる所は独自性があると見えるかも。

独特の雰囲気、間合いの読み合い等の戦術性が必要な戦闘、これらが合いそうであればプレイしてみるのもいいかもしれません。
少なくとも、私はまあまあ楽しめました。

あと、ボリュームはそこそこ多く、プレイ時間は長めです。そのへんも一考かも。パーツ集めの寄り道しなければましといえばましですが。

それからDLCもあるのですが、本編エンディング後の続きの話であるため、クリアしてからどうするか判断してもよさそうです。ちなみに計6つ出す予定とか。
(なお、このゲームはマルチエンディングで、各種DLCはそれぞれ別々のエンディングの続きとなっている様です)

当作品はMundfishが、「バイオショックの様な面白い一人称視点のゲームが作りたい」という思いで生まれたデビュー作の為、次回作がどんなものを出してくるのかも期待、か?

DLCありとはいえ、当作品だけで終わらせるにはもったいない世界観だし……ん?

と思ったら完全続編来るらしい!

と思っていたら、最近2の発表がなされました。

PVを見ると今作よりもアクション性が高そうに見える気がしますね。それでいてかつ、ソビエトモダニズムな見た目、さらに進化したロボット達、そしてセクシー度もアップ!?

P-3は続投の様ですが、プレイヤーは新キャラだけなのか、または二人を交互に扱うのかどうなんだろう。

あとはソ連の外にまで舞台は広がり、世界を巻き込んだ騒動の様ですが、オープンワールドの度合いが気になるところ。あと探索。パズルは嫌だ、パズルは嫌だ……。

それから、スピンオフとして「The Cube」も登場予定。

こっちは大まかにはマルチ専用でPvPvEっぽい様に見えるのですが、どうも従来のそれらとはまた違った新しいシステムをお見せするらしいです。

私はあんまりタルコフゲーはやったことないですが、どういう変化球なのかによってはプレイも検討しようかな。

しかしMundfish、これらといいTeam Cloutと提携して「ILL」も出す予定と、奇ゲーメーカーとして舵をとったっぽい?

関連リンク

さてちょっとネタバレ

全武器使ったが、最終的に……

色々使ってみたのですが、最終的にはズヴェズドーチカとエレクトロに落ち着きました。

エレクトロはスペシャルは使わず、プライマリの性能のみを上げる改造を施してましたが、意外と単発火力がある事が判明。対ボス戦でも安定して火力を出せつつエネルギー効率も良い武器でした。

そしてエネルギー切れたらズヴェズドーチカで殴って攻撃。単発の威力が高いのでチャージ攻撃せず素殴りで使っておりました。ブレード飛ばすセカンダリはEN効率が悪いので使用せず。

戦術は基本エレクトロで攻撃⇒EN切れるか近づかれたらズヴェ殴りで対処かつEN補給をする、というルーチンで愛用していました。

あとはありったけストレージの隙間に神経剤カプセルを突っ込むのだ……。

実際に難易度アルマゲドンのデュードロップも双子もこの組み合わせで倒しています。

スキルはキャラクター自体の能力を優先しつつ、SHOCKを強化。

DLCをどうするか

本編はサチノフを倒す選択をしましたが、確かに続きが気になる終わり方でした。チャールズことザカロフのその後の行方がどうなったかが特に。

というかDLC達が完全に後日談なので、プレイしようか悩んでいる所。

DLC第一弾Annihilation Instinctは本編でサチノフに戦いを挑まないENDの続き。3826施設をノラが暴走して支配しちゃったので、何とかする話らしい。

DLC第二弾Trapped in Limboは、サチノフと戦う方のENDの続き。精神世界リンボを彷徨ってなんとか現実に戻ることを試みるお話らしい。

さらにDLC第三弾Enchantment Under the Seaは、DLC2の続で、現実に戻ったP-3が本編で海に投げた指輪を探すお話らしい。本編でチラ見せされた海底都市っぽい場所がメインになるっぽい(バイオショックの海底都市オマージュかな?)。

……と、完全に本編の続きになっている三つの為、どうすんべえかと悩んでいるところであります。

今のところはセール来たら買おうかしら、程度の思い。

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