※画像はサムネイルクリックでフルHDサイズのものを開きますが、別窓で開かない為注意。
F2P(ただし課金可能)のメックFPS
12/13頃に、ようやくHawkenのオープンβテストが開始されました。
ゲームはMechという、所謂二足歩行型ロボットに搭乗しての対戦型FPSとなっています。(シングルプレイヤーも検討しているらしいと昔の情報にあったが、将来あるのか?)
ほとばしる硝煙、鉄粉、油! それでいてブーストダッシュ等によってスピーディな戦闘も(機体により?)可能と、咽返る雰囲気のわりには思ったよりも軽快に遊べるゲームになっています。
メックウォーリアにダッシュ機能が付いたようなゲームといえばいいか。そしてエボなんとかさんよりも雲泥の差があるんじゃないかと思うほど、色々と出来がよろしいです。
それとテレビくん。
操作方法など
基本的な操作はFPSなのでキーボード+マウスがメイン。画面もコクピット視点で、各種計器やモニタ上にステータスが表示されるものとなっています。
ここではチュートリアルで撮影した画像を元に紹介していきます。
歩行とコクピット視点
重い足取り
通常の歩行はキーボードのデフォルトでWASD。慣性の影響は強く、歩き始めが遅くて歩行し続けると少しづつ移動速度があがると感じました。なので(FPSでいうストッピングをするみたいに)左右または前後交互に動こうとすると踏ん張りが入る為、非常にもたつきます。
もう少しだけ歩行速度に関して詳細に書くと、機体毎に歩行時の初速(Walking Speed)、最高速(Running Speed)、初速から最高速までに達する時間(Walk to Run Time)がそれぞれ設定されています。今の所は機体の重量カテゴリ別に違う位で、同一の重量カテゴリ内なら設定値は一緒みたいなので、軽けりゃフットワークがあって速い、重けりゃ鈍亀、という認識で問題ない様です。
それでも全体的にのしのし歩くので、見た目の重量感はあります。
それ以外の移動操作は後述するとして、コクピット視点の見かたとか。
照準移動及び旋回
照準移動兼機体の旋回はマウスで行います。ただ、一般のFPSとは違う制限があります。
それは一定以上の速度でマウスを動かすと、途端に旋回速度にブレーキが入ってしまう仕様になっています。これはメックという機体での旋回の為、マウス操作での急旋回ができない様にしているためと思われます。
その為、マウスを急激に動かしてもあまりサイトが移動しないことに注意しないとなりません。慣れが必要。
この制限は背面を取られると不利となるものといえますが、ちゃんと対策となる機能はあります。それは後述。
コクピットデザインは機体毎に異なる
上の画像は初期機体のテレビくん(愛称のひとつ。正式名:CR-T Recruit)のものですが、機体によって計器類やフレーム等の位置やデザインが異なっています。とはいえ、表示される内容自体は(スキルや兵装での違いあれどほぼ)共通なのでご安心を。
ちなみに計器類のディスプレイカラーはオプションで設定できます。標準は青みたいですが、自分は好みで緑に。
で、画面下にある計器で三桁の数字が表示されているのがメックの装甲値で、これが0になると戦闘不能となります。
その右側にあるオレンジ色の計器は燃料メーターで、ブーストとスラスターを使用すると消費し、時間経過で回復します。ブーストやスラスターは後述。
更に右のほうには機体に装備されたアイテムの状態を表示します。使用回数に制限があるものは残量数を、使用回数に制限は有りませんが一度使用するたびにクールダウン/チャージが必要なものはここにその残り時間などが表示されたりします。
装備アイテムに関しては、相手の攻撃を防ぐ設置型シールドとかタレットとか色々ありますが割愛。
たいてい左上のほうにある計器はその機体固有で使用可能なアビリティの状態を表示するもので、使用すると次に使用出来るまでのクールダウンに要する時間が(ゲージで)表示されます。使用回数には制限がない模様。
アビリティも機体別に、武器の冷却やダメージ増加に燃料の急速チャージ等々ありますがこれも割愛。
なお、デフォルトではRキーで装備品使用、Fキーでアビリティ使用となっています。
画面右上には自分の周囲をミニマップにて表示。味方や(銃声やスポット等で判明している)敵の位置、ゲームモードによって各種拠点等もマーカー表示されます。
画面中央のクロスヘアが照準。敵に攻撃をヒットさせると黄色く光ります。
照準の左右には最初から高度計(左)と速度計(右)が表示されていますが、さらにその間に左右武器の温度とリロードタイムが表示されます。これは後述。
照準の上下には方位が表示。
あとは画面左下にゲームモードによって表示が異なるスコアや、上部にゲームモードに関連する情報が表示されたりします。
ダメージ食らうと画面にノイズが入ったり、移動時にコックピットが揺れたり等、メカに搭乗しているという雰囲気はばっちりですね。ただしこの画面は閉所恐怖症の人には辛かったりするかもしれない?
ブースト、サイドドッジ、スラスター
先述した燃料を消費する動作がこれらにあたります。
ブースト
デフォルトでは前進しながらシフトキーを押すとブーストでの高速移動ができます。
シフトキーを押し続けている間はONになり、離せばオフになります。使用中は燃料を消費。
基本的に前進のみですが、左右並行移動キー(デフォでA、D)でヨーイングもできます。
注意すべき点は、ブースト移動中は一切の攻撃が出来ない事でしょうか。なので敵のいるほうに突っ込む時は気をつけないといけません。
サイドドッジ
左右平行移動時にシフトキーを押すと高出力で一瞬ブースト発動、移動方向に素早くステップします。
ACでいう所のクイックブーストやハイブーストの様なもの考えればいいですが、一回発動させてからおよそ一秒半待たないと再度発動できない為、ACみたいに連続使用できない点に注意。
180度クイックターン
チュートリアルでは紹介されていないものですが、重要な機能。
後退キーと同時にシフトキーを押す事で、その場にて瞬時に180度旋回できます。燃料は殆ど消費しない様に見えます。
上記していた、バックを取られた時等に重宝する機能がこれである為、これがチュートリアルで紹介されていないのは何故だろうか……。
スラスター、ジャンプ
スペースキーでジャンプ、更にキーを押し続けている間はスラスターを吹かして上昇します。
スラスターを噴射し続けても上昇できる高度は決まっており、頂点に到達するとゆっくり下降していきます。もちろん噴射を切れば重力に従って降下します。
なお、ブーストダッシュ時と歩行時にスラスタージャンプしても、水平移動の初速は変わらない模様。
攻撃
攻撃はデフォルトだと左クリックでプライマリ、右クリックでセカンダリを発射します。
一部武器では特殊な機能があります。TOWロケットやグレネードは発射後にもう一度同じ攻撃キーを押すと即時に爆発させたり、ヒートキャノンは溜め撃ち可能であったり、長距離対応型のライフルなんかはホイールクリックでスコープ展開できたり、誘導機能があるミサイルはホイールクリックでロックオンサイト表示して……、等々。
また、武器によって発射間隔及びリロードタイムがありますが、リロード時間は照準のすぐ横(左側がプライマリ、右側がセカンダリ)に白いゲージで表示されます。
各種武装は装弾数に制限はない様ですが、そのかわり連続使用すると武器の温度が上昇していきます。
武器のヒートゲージも照準の左右に黄色および赤色で表示され、ゲージが一杯になるとオーバーヒートにより完全にクールダウンさせないと武器が使用できなくなってしまいます。
オーバーヒート時は完全に無防備となる為、オーバーヒートしそうになったら攻撃をやめてクールダウンさせるなど、熱管理は注意しないとならない要素となっています。
修理
メックには修理ボットが装備されており、デフォルトではCキーを押し続けている間、その場で修理(AP回復)を行う事ができます。
ただし修理中は完全に無防備となり、Cキーを離して中断してもボットをしまうまで動けないので注意。
一応、修理中は三人称視点に切り替わり、マウスで周囲を見渡せるので警戒はできます。
AP回復はこれ以外に、敵味方問わずメックが撃破された場所に出現する黄色いエナジーボール? を取る事でもされます。あまりダメージを受けていなくても、食べ残して敵に取られるよりは積極的に取ったほうがいいかも。
スポット
BFシリーズなど、昨今のゲームではもはや定番の機能ですね。
敵機に照準を合わせ、デフォルトではQキーを押すとスポットする事がでます。スポットされた敵機はミニマップ上に赤いアイコンで表示されます。
仲間に敵を知らせるのに重要な機能なので、敵を見つけたら即スポット、という気持ちで。
ゲームモード
ゲームモードですが、デスマッチ、チームデスマッチ、ミサイルアサルト、シージ(包囲攻撃)、の四種類となっています。
デスマッチ、チームデスマッチ
いわずもがな、定番のモード。
敵味方に分かれてお互いに戦闘し、撃破数を競う。
デスマッチは全員敵、チームデスマッチは2チームにわかれて戦闘。
ミサイルアサルト
いわゆる陣地制圧戦。これも定番か。
マップ内に複数あるミサイルサイトを占拠し、相手拠点の耐久力を0にすれば勝利。
ミサイルサイトの周囲に一定時間留まると制圧度が上がり、一杯にする事で占拠できます。範囲内に味方が多い程占拠にかかる時間が短縮されます。
占拠すると敵の拠点にミサイルを発射するので、それで耐久力を削って0にすれば勝ち。
一度占拠しても、敵が留まれば制圧度が下がっていき、最終的には相手に占拠されてしまいます。
見た目は違いますが、要はBFでいう所のコンクエストと同じルール。
シージ
このゲームで一番特徴的で特殊なルール。相手拠点の耐久度を0にすると勝利、というのはミサイルアサルトと同じなのですが、その方法が特殊。
まず、両陣地にはエネルギーが空の戦艦が配備されており、まずは戦艦を発進させる為にマップに複数個所あるエネルギー補給地点からエネルギーを自陣まで持ってくる必要があります。
補給地点は範囲内に留まる事で自機の専用タンクに少しずつ蓄積されていきます。機体によってタンクの容量も異なる模様。
ちなみにエネルギーを蓄えた状態で撃墜されると、その場に緑色のエナジーボール? が発生し、それを敵が取ると補給したポイントと同じエネルギーが敵機に蓄えられてしまいます。
(全く補給していない時に撃墜された場合は10P落とすみたい)
その為、開幕のスタートダッシュに多少遅れても、しこたま溜め込んだ敵機からヒャッハーすれば遅れを取り戻すどころか逆転できます。
蓄積したエネルギーを今度は自陣までもって行き、専用のデバイスを使用する事で戦艦にエネルギーを移します。移すのにも時間がかかり、移し終わるまでは自機は動けません。
戦艦は600ポイントのエネルギーを移すと発進を開始します。
発進すると敵の拠点までゆっくりと進み、その目の前まで到着すると攻撃を開始します。
また、両方とも戦艦が発進している場合は、両者が目の前に対峙した時に戦艦同士で交戦を始めます。
発進してしまった相手の戦艦は撃墜させる事ができますが、メックで直接攻撃すると非常に硬くてなかなか落ちません。耐久度が重量機約十機分らしい?
もう一つ有効な方法として、マップ中央に対空ミサイルサイトがあり、ここを占拠する事でミサイル攻撃により短時間で落とす事が可能となっています。占拠方法はミサイルアサルトのときと同じく、範囲内に留まればOKAY。
そういったやり取りを行い、最終的に相手拠点の耐久度を0にすれば勝ち、というルールです。
個人的に思う戦術
個人的に考えるシージ攻略の戦術ですが、
- まず速攻でエネルギー補給地点へ到達する。基本的に自チーム全員が同じ地点に行くのが望ましい。
- 補給地点を囲みつつ補給し、敵が来たらそこにいる全員で対処。可能なら補給可能な範囲に一歩も敵を進入させない様にする。
- 満タンになった機体からさっさと戻って戦艦に流す。
- 敵戦艦が発進する前に自陣の戦艦を発進できたら、すぐに対空ミサイルサイトへ全員移動。
- 敵戦艦が先に発進してしまった場合は、すぐに補給すれば自戦艦が発進できるエネルギーを持っているメンバー以外、速攻でミサイルサイトの確保に向かう。
- 移動中の戦艦が自チームのみ、または両方ならミサイルサイトに敵を近づけさせない様にする。ミサイルで十分撃墜できる為、ミサイルサイトの周囲を固めつつ敵メックの撃破を優先で。
- 移動中の戦艦が敵チームのみの場合も同様で、敵戦艦を撃墜してからまた自陣の戦艦を発進する作業に戻る。
……というのはどうでしょう。
機体いろいろ
使用できるメックもいくつか種類がありますが、まず機体の重量で軽量機、中量機、重量機の三つで区別できます。
軽量機は機動性が高いが装甲がうすい、重量機は動きは少々鈍いが装甲が厚い、中量機はその中間だがカスタマイズで他の重量区分の特徴寄りにできる、という各々の特徴があります。
ただ、武装とメック固有のアビリティにおいて、今の所は特定の機体でしか使用できないものが多いというのも特徴の様な。
それらと好みを考慮してメックを選ぶ事になるかと。
レンタル機
2012/12/18現在においては、Scout(散弾使いの軽量機)とRocketeer(ミサイラーな重量機)の二つが無料でレンタルして使用できます。
レンタル機は購入したメックとは異なり、どんなに使ってレベルを上げても一切のカスタマイズが行えません。
機体別にレベルがある
各メック毎には、使い込む事で経験地が蓄積されて一定値を溜めるごとにレベルアップする要素もあります。
その機体のレベルが上がると、新しい武装が解禁されたり、特殊なスキルを取得できるといった仕組みとなっています。
そのうちの一つとして、レベルアップ毎にもらえるスキルポイントでスキルを解禁し、それによってメックの強化が行えます。現在は一度割り振っても何度でもポイントをリセットして振り分け直せるので、機動性重視とか戦闘は火力! とか色々模索してみるのも面白いかも。
実は最強クラスのテレビくん
とはいえ、基本的に課金を行わないと、レンタル機以外で好きなメックを購入するには何十戦もしないとならないのが現状です。
じゃあ課金しなきゃ勝てないのかというとそういうわけではないです。
初期機体のテレビくんはバランスが良くて非常に使い勝手がよく、現在使用できる全メックの中でも最強クラスでは? と言われる程度に強かったりします。
なのでテレビくんでも十分やっていけます。
まずはテレビくんで色々と操作を慣れてから、メインでメックをどうするかを決めてもいいかも。
楽しいがマップがまだ少ない
ロボットに搭乗して戦っている雰囲気がよくて楽しいのですが、今の所はマップが4つ位しかないみたいなので、今後、特に正式サービスではマップやメックが増えるといいですね。
ニッチな層向きなゲームですが、馬が合いそうなら是非オススメ。
いつのまにか最近、公式で日本語対応されたし。
(それに英語表記で北アジアと表記されていた、やたらPingが快適な鯖が、日本語化されたことによって日本鯖である事も判明したしね)
関連リンク
- HAWKEN Wiki(有志の方の日本語wiki)
- http://wikiwiki.jp/hawken_jp/
- HAWKEN Wiki(有志の方の英語wiki)
- http://hawkenwiki.net/wiki/Main_Page
- Hawken – War Is A Machine(公式webサイト)
- http://www.playhawken.com/
- Adhesive Games Ltd.(開発元)
- http://www.adhesivegames.com/
- Meteor Entertainment(販売元、運営)
- http://meteor-ent.com/
ぼやき
hawken:Scoutを課金で
ひとまず自分はお布施の意味を込めて10ドル分課金をを行い、Scoutを購入。理由は散弾が使えるから、という安易な考えで選択。
相手との距離が開くと火力が乏しくなる為、いかに距離を詰めて相手に張り付くかを考えて動くのが楽しい。早くレベルを上げてフラックキャノンを使いたい。
あと近接武器とか今後出ないかなあとか、とも。せっかくだから殴りたい。
A9のバージョン2.0は購入済み
A列車で行こう9バージョン2の完全版は既にインストール済みで少しずつプレイを始めています。
まずは創作ゲームがしたくてコンストラクションモードにてマップを作っているのですが、自由に作るとなると地形エディットがカーソルに追従する円の範囲でいちいちモリモリホリホリしていかないとならないのが、ひっじょーに面倒くさい!