MAYOHISU(迷巣)

[in "TEN.S" System]

MAYOHISU事象事件レポート用解説資料↵

MAYOHISU事象事件レポートに関わる、解説や資料等になります。

我々「MAYOHISU」という組織や、世界に関する解説等も含まれます。

※レポートの掲載等に合わせて情報が解禁、追記などがなされる為、随時更新となります。

更新情報

2025/7/29 初掲載。

目次↵

MAYOHISUに関して↵

組織「MAYOHISU」に関する内容を記載。

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組織の目的など

主となる目的↵
我々の目的は主に幽世と現世の秩序を守る事にある。
一つ、幽世から現世への様々なものの流出を防ぐ。これは、怪異や妖等の幽世側の存在や、マナ等の現世に公にされていない物体や技術の無暗な流出を防ぐ事である。
一つ、幽世と現世が混合し「異界化」した場所を元に戻すこと。
一つ、幽世や異界にヨモツヒラ(黄泉比良)などに迷い込んだ異分子の排除、また、現世側に迷い込んだ異分子の排除。例えば現世から迷い込んだ人等を元の場所へ戻したり、現世側に存在している本来「いてはならない」存在をしかるべき場所へ戻すといった事等を指す。
一つ、上記の目的を遂行する為の技術を探求すること。ただし、現世への流出を防ぐことを前提とする。
以上の4つが主な目的と言える。

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場所

MAYOHISUはどこ? どんな空間?↵
幽世と現世の境目には「黄泉比良」(ヨモツヒラ)という特異な場所が要所にある。異界とは異なり、現世の要素は特に混ざっておらず、幽世寄りの中間ポイントの様な場所。
その中のどこかに専門の空間を生成し存在している。
一面が白い空間を基本とし、その空間内に自由にカスタマイズした部屋を呼び出したり格納したりする機能を設けている。
もう少し言及するなら、別の空間に置いてある施設や部屋をそのものを直接白い空間に呼び出すか、またはその部屋に繋がる扉を呼び出す事ができる仕組みとなっている。
さらに、神工(しんこう)アストラルゲートと呼ばれる、特定の場所に移動する為の出入り口を生成してそこから異界やごく一部の許可された現世の場所への行き来が可能となっている。

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部署

組織はメインとなる活動部隊と、その他部署に大きく分かれる。

活動遂行部隊↵
主目的をメインで活動する部隊。
構成員は現状4名からなり、エイラを隊長として、エフ、メルカ、クフィからなる。
一部メンバーは別部署を兼任している。
異界化の解消、異分子の排除や撃退等、表立った活動を行う部隊である。
主に活動区域は幽世から異界にヨモツヒラまでとされる。

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タマヤベ(玉屋部)↵
MAYOHISUの技術開発兼管理部門。
構成員は現状3名、クフィを長として、イシメ、カヤコからなる。
MAYOHISUの基幹システムである「TEN.S」(テンショウ)の維持管理や、組織活動の為に必要となる技術開発や発展等を担っている。
たまによくわからないものを作ることがあるがご愛嬌。

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ヨミヅキ(黄泉月)↵
MAYOHISUの隠密および霊魂搬送部署。組織に関わった霊魂等を大国主命の元へと送ったり、組織の密偵任務等々を行っている。
構成員は現状4名、ムルナーを長として、クンネ、チュプ、アイからなる。

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構成員

共通事項として、基本的に幽世側にいる構成員はオートマトンや妖など(神や魔の分霊含む)しかいないと考えていい。反対に、現世側はオートマトンは存在せず人間や妖など(神や魔の分霊含む)がいる。

最高責任者

ヤタ↵
組織の現長。
ミディアムウルフの白髪、中性的な顔立ち。神道らしき白衣に白い袴という装い。なお、体形は中性的なものから豊満な女性体形まで可変可能。後者の時は女性体形の場合はセオリツヒメモ―ドと呼称されることがある。
天照大御神の分霊を宿したオートマトン。今のところ能力等未知数。
部隊および各部署の統括や指示等、総合的なまとめ役を担っている。
性格は一見とても温厚で常に微笑んでいる様に見えるが、時折その表情のままとても冷徹な一面を見せたり、考えが読めないことがある模様。

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活動遂行部隊

エイラ↵
隊長。
肩まで伸びた青紫の髪、巫女服に身を包む。クフィよりさらに小柄に見える。
頭に狐耳を模したと思しき白黒のメカニックなヘッドセットらしい物を装着している。これは部隊の為の連携デバイスで、隊員の位置と通信連携、そして索敵や探査能力を強化するものとなっている。
宇迦之御魂神の分霊を宿した女性型オートマトン。青のマナとの相性がいい。つまり電気や水とかの扱いにたけるが、紫がかった青白なエネルギー体の狐を生成して使役するといった彼女独自の能力もある。
性格は多少飄々としており、のじゃ口調で話す。たまに鋭い指摘もする。

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ファイエフィ(エフ)↵
副隊長兼レポート等の書記とかを務める。呼称の際に名前が少し長いので愛称は「エフ」とする。
ハーフアップの肩まで伸びた白髪(やや桃色がかっているが、赤マナの影響)で右目を前髪で隠しており、SAIアシストスーツの上に黒の半そで上着を着用。身長約170cm位。
ノスフィ型という量産型オートマトンから中性体形を選んで、とある事故で亡くなったテストパイロットの霊魂を少し特殊な方法で宿している存在。ややこしい。
特殊な方法とは、右目部分に筒状の着脱可能な降霊固着デバイスを装着するものとなっている。なお、一回装着してペアリングした素体は、デバイスを外した後も遠隔である程度操作可能だったりする。
型式から女性顔的な見た目だが、声は男性である。なお状況により変声が可能。
オートマトンの特性的に赤のマナと相性がいいはずが、反対に霊魂側が青と緑のマナの相性がよく、赤は不得手という厄介な存在となっている。
その為、マナサポートデバイスである手のひらサイズの金属棒を触媒としてマナを活用する。
なお、デバイスなしで赤マナを使うと高確率で体が燃え、それでも行使していると最終的に素体が爆発四散する。
難儀なことをしている理由は、生まれた初期はオートマトンと霊魂のマナ相性が異なる場合の実験だった。しかし、今はそれも戦術として組み込む事を考えている為と本人談。
性格は基本的に憶病だが悟られない様に多少は穏やかにふるまう。たまに調子に乗るとおちゃらけたり強気になるが空回りする傾向。ただし、“粗ぽん忽者”という称号が付与されているだけあり、根幹が粗忽でぽんこつである。
時折人型以外の小型ゴレムに降霊している事があるらしいが……?

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メルカ↵
活動部隊の前衛担当。
身長約180cm位と長身で、わりと豊満な体形。肩下まで伸ばしたブロンドの長髪に、ワイシャツとニットベストにクロスタイ、スキニーパンツ。
もちろんインナーにPSIアシストスーツを着用。
黄のマナと相性が良く、マナを集約させた拳銃や投射砲等を生成しての銃撃砲撃や、籠手や片手棒を生成して白兵戦を行う。
また、ベクトルシルトに黄のマナを載せて衝撃の一部を反射すると言った芸当が可能。
さらに投射砲は、クフィが生成する特殊弾の射出や、エイラの能力と組み合わせて超速発射を行ったりなど応用が効く。また、自身もある程度様々な効果をもたらす弾丸を生成する能力(クフィが生成する物には劣るが)があり、臨機応変さにも優れているといえる。
元はタマヤベの前任となる部署で製作された自立思考式小型戦車(コード:Feigligspanzer)に宿った付喪神だったが、とある事件にて撃破後にオートマトンへ降霊させた存在。
性格は温厚で真面目で優しい。が、たまに鋭い一言や辛辣な一言を言うことがある模様。部隊のブレーキ役を期待されている。

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クフィ↵
活動部隊ではその他担当。また、タマヤベの部長も兼任。
身長は約160cm前後。緑髪のポニーテールにタートルネックのセーター、そしてキュロット。インナーにPSIアシストスーツ。スリム体型。
緑のマナと相性がよく、飛行能力とマナを刃状に生成して射出する能力をよく使用する。また、冷却や評決の能力も使用するのがみられる。
元はタマヤベの前任となる部署で飛行能力を持つ自立思考式人型戦闘機(コード:zArGga)に宿った付喪神だったが、とある事件にて撃破後にオートマトンへ降霊させた存在。
性格は冷静でツッコミ役が多く怠情な振る舞いも見られるが、時折ボケ役や剽軽な面も確認できたりもする。案外面倒見はいい方。

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タマヤベ(玉屋部)

イシメ↵
クフィの部下その一。
本編未登場の為いまのところ情報無し。

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カヤコ↵
クフィの部下その二。
本編未登場の為いまのことろ情報無し。

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ヨミヅキ(黄泉月)

ムルナー↵
ヨミヅキ部長。
本編未登場の為いまのところ情報無し。

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クンネ↵
ヨミヅキ隊員。
本編未登場の為いまのことろ情報無し。

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チュプ↵
ヨミヅキ隊員。
本編未登場の為いまのことろ情報無し。

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アイ↵
ヨミヅキ隊員。
本編未登場の為いまのことろ情報無し。

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マナと関連物質、作用など↵

無垢の砂、マナ、PSI、アストラルエナジーなどにおける注意点

幽世とヨモツヒラ、異界等で存在または使用ができるものであり、現世では存在も使用もできない「ことになっている」。

(ごく限られた許可されている場所を除いた)現世に持ち込もうとすると何が起こるかわからない「とされている」。持ち込もうとした存在には何かが……?

とは、ヤタ談。

正確には、現世に広まってはいけない存在達である。その実、現世でも条件が揃えば使用可能なのだが、現世の大衆に観測されてはならない。小規模なら虚構で済ませられるので問題ないが、大々的に公になりそうな場合は現世側の記憶や記録の消去等火消が大変になる。

無垢の砂(spotless sands)
幽世やヨモツヒラで採掘可能な物質。
この粒子は発見当初においてマナの一種であると考えられていたが、研究していく程に様々な機能をもたらす事が解明されているが、まだ謎も多い。
MAYOHISUでは無垢の砂という名称となっているが、由来の理由は不明とされている。
ここでは「砂」と名付けて解説する。
性質は他のマナもしくは既存物質に何らかの影響を与える事がこれまでの研究結果で判明している。
上記の説明となる理由は、その「影響」が物質によって異なるものをもたらす為である。
以下に現時点において判明している、いくつかの例を挙げることとする。
まずは、マナに対してはそれを格納し、放出するという性質がある。
また、PSIによる命令、またはスクリプトによって、触媒の様にマナへ働きかけて活性化させ、種類に応じた多様な変質や動作反応、それらの制御等々を行う事が可能である点があげられる(マナやPSI、スクリプトに関しては各種項目にて別途記載する)。
ちなみに、マナ充填状態の砂が発色し微発光するのは、格納したマナがごく微量に漏出しているためである。
格納したマナによって放つ色は種類によって異なり、また色によって熱変動や物質化される種類が異なる為、さながらそれは魔法の属性の様であると揶揄される。
何らかの方法で摂取して吸収することで肉体に粒子が蓄積する為、体内のそれを触媒として利用して上記の事を実施するのは一応可能である事が確認されている。当然、通常は触媒として固めた砂と比較すると劣る。
次に、(上記した機能以外における)体内の砂がもたらすものに関して。
体内に蓄積した砂は、粒子まで分解され肉体全体に浸透し「馴染む」。それにより、様々な恩恵が得られる。
一つ。マナに干渉する為の能力を有する。
これは、ESP(超感覚的知覚)やPK(念動力)といった様な、いわゆるPSIとおぼしき能力が覚醒する。五感とはまた異なる感覚を得、訓練次第で様々な事が行えるものと推測されている。使用する際のイメージは脳内で詠唱したり想像したり念じたりする様な感覚と似ている。能力の名称もそのままPSIとされた。
二つ。「アストラルエナジー」という、マナにも関連する独特のエネルギーを生成可能となる。
三つ。自己自然治癒能力を強化する。
四つ。性自認および関連思考が強い性別へ、段階的に身体的性別が変化していく。
浸透して馴染んだ砂は、外発的に排出させる事は滅多にできない(例外はある)。自発的な排出は可能。砂の不活性化は外発的に難しいが可能。
砂にはまだ未知の力があるものとされる。研究は続く。
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マナ
幽世およびヨモツヒラの空間上に滞在、もしくは物質に内包されているとする特殊な量子またはその集合体とされるものの総称。
基本的には、マナは空間上では素粒子のまま滞在し、既存物質に対してはただ内包されているだけだが、ある特定の干渉をうける事で何かの法則をもってマナ同士または既存物質へ一時的に集合や結合をし、また何らかの力を発生させるもの、との解釈をなされている。
一応、マナのみを集約させて固形化させた状態のものも存在し、そのままマナソリッドと呼ばれる事もある。大量のマナを省スペースでまとめる等のメリットはあるが、砂に内包させるほうが技術としてははるかに楽である。しかし砂への貯蔵可能な量を考えると、同じ量のマナを用意する場合はどうしてもマナソリッドよりも体積が大きくなる。どちらも一長一短である。
マナを活性化させて使用するためにはアストラルエナジーが必要となる。
これ以外での活性化方法はアストラルエナジー生成等の限定的なものを除けば、今のところ確認されていない。
マナにも様々な種類が存在する様であると確認されており、それらは既存の四元素説やはたまた五大的な力を発生、あるいは超能力や功法の源である、または呪術や邪術の原因であるもの、などなど……。
といった、およそアニミズム等々で考えられていたものと似た性質と作用をもたらす。
マナという名称もそこからの引用で名付けられた。
マナの色認識だが、個人の表現に違いはあるものの、なんと色覚異常者も健常者と同じ色として知覚できることがわかっている。
異常者からは、殆どのケースで今までみたことがない色だと驚かれる。これにより色認識の埋め合わせかできた他に、色覚異常者はマナの色を肉眼で容易に見分けられる。
また、暗所でもPSIの感知能力で関係なく色が「みえる」。
と、いう事もあり、マナの色認識は既存の光反射によるものとは仕組みが異なるものとされる。
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PSI
マナに干渉する為の能力における代表的といえるもの。
ESP(超感覚的知覚)やPK(念動力)といった様な、いわゆるPSIとおぼしき能力。五感とはまた異なる感覚を得、訓練次第で様々な事が行えるものとされている。使用する際のイメージは脳内で詠唱したり想像したり念じたりする様な感覚と似ている。能力の名称もそのままPSIとされた。
PSIの使用にはアストラルエナジーが必要。
PSIの能力にも人により得手不得手や強弱等があり、特にマナの色別に相性もあるという見解が一般的である。また鍛錬でPSIの能力を成長させる事も確認されている。
マナ自体も実は存在自体を認識するにはPSIが必要とされる。
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アストラルエナジー
大気上にあるマナの一種(主に白いマナ)を取り込んで、光合成にも似た生化学反応の様な働き(光は必要ない様だが)をして生成される独自のエネルギー。
肉体の自己修復や、PSIを使用したり、マナに関すること等々全般に於いて消費される。
MAYOHISUの機械や装置等の動力にも使用され、砂とPSIと白のマナさえあれば容易に生成できる。
生身だと体内にある無垢の砂と大気上の白マナがあればPSIを意識せずとも自動生成して蓄積できる。睡眠時にとくに生成して満たされる。PSIを使用して意識を向け、一時的に生成力を高めることも可能。
エネルギー生成と消費効率も訓練で強化可。
生成したエネルギーは体内に溜め込む他、自身の周囲にまるでオーラの様に纏う事で保存する。一応、神霊か同等クラスでないと直接の目視は出来ないとされている(残量表示させる小型装置を作ればそれで把握できるが)。
他の手段としては砂から作成する、アストラルエナジーセル(AEC)という専用の器に蓄えるというのが主にある。
生成は白のマナだけではなく、他のマナでも生成力は著しく落ちるが可能。
睡眠時の脳洗浄や記憶整理、疲労回復因子増加の機能強化、霊体の修復にもこのエネルギーが使用されている。生成力を鍛えると短時間の睡眠で問題がなくなる事が判明している。極めると睡眠が要らなくなる可能性もあるかもしれないと推察も出ている。
アストラルジェネレータという、生成装置なども存在する。
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「スクリプト」(正式名:マナシーケンシャルエフェクトコントロールプロセス)
アストラルエナジーを消費してマナを活用するにはPSIが必要だが、より複雑なマナの制御を実施する為にはさらに専用の命令が必要となる。それは「マナシーケンシャルエフェクトコントロールプロセス」略して「マシェコプ」と名称されたが、呼称しにくいため「マナスクリプト」または「スクリプト」の俗語がよく使用されている。
祝詞とか呪文とよばれたりすることも。
複雑な能力である程、スクリプトの複雑さや消費するアストラルエナジー量も多くなるなどといった事が方々で推察と実証がなされている。
またスクリプトは上記のほか、無垢の砂で作成した専用の媒体に記録させて実行させる事も可能である。特に複雑で高度なものほど必須といえる程。
スクリプトに対するマナの作用に関しても、MAYOHISUで日々研究されている。
スクリプトはPSIを使用して、砂から形成した触媒に書き込む。発動や動作のイメージを五感とは異なる力にて流し込む事で、一種のルーチンを登録する様な感じであるとされる。
スクリプトの書き込みは、簡易なものなら素人でもできるが、複雑なものとなると出来るまでに訓練を要する。例えるなら、プログラミングをするにも使用言語も覚えなければならないし、組み上げるのにもスキルがいるという事である。
一応、スクリプトで行われている各工程一つ一つは、PSIのみで行える。が、それを決まった順番で且つ連続で行うには使用者の負担も相当なものとなる。順番が一つでも違えれば望む結果にはならない。
その手順を一々思考せずに正しく実行出来るようにするものがスクリプトである。スクリプトという俗称もそこから来ている。
スクリプトの実行はPSIでただ実行の命令をすればいい。必要なアストラルエナジーやマナ等、必要条件を満たしていれば実行される。また安全上、満たさなければ実行されない様にもなっている。
なお、触媒の形状はさまざまである。エフが使用する手のひらサイズの金属棒やら、呪符や杖など。
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マナの種類に関して↵

マナの種類はいまのところ白・赤・黄・青・緑が存在している。

各種マナの力はそれぞれにある程度の方向性や法則等が見られたり、組み合わせでまた違った能力を発揮したりなどまだまだ未知な部分も多く、明確な解明は未だなされていない。

言い換えれば、日進月歩で新しい発見が見られるものであり、研究が絶える事はこれからもないと予想される。

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白(空色や青白にちかい)
無垢の砂や他のマナとも親和性が高いとされており、地球上で存在率が比較的高いとされるマナ。
ベクトルシルト等に見られる(主に光エネルギー関連などの)エネルギー変換、アストラルエナジーの高効率な生成等の能力を持つとされる。
また、別の種類のマナへも不可逆的に変化する可能性があるという報告もあり、まだまだ潜在的する力があるとも、またマナの根源に関わる物質ではないかともみられている。
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主に熱エネルギー関連とみられる。
加熱や炎等のわかりやすいものや、体温や新陳代謝の上昇効果にも関わっているとされる。
赤マナがアストラルエナジーを得ると熱エネルギーを発生させる。ただ、そういう機能も一つとしてあるといった方が正しい。
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物質変化と化学変化を発生させることが可能とされるが、現状は限定的な変化能力しか確認されていない。
主なものの一つとしては、鉱物や金属等に対しての、硬質や形状変化、抽出や混合(合金や化合)といったものが少なくとも可能であると確認されている。
マナソリッドを作成する際にも使用される。
また、このマナ自体を身体周囲に集合・自由に個体化形成させる事が可能で、別のマナも組み合わせて様々な作用をもたらす兵器の様な運用ができる。
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青(青紫に近い)
主に大きく分けて、二つの能力がある。
それは電気と流体(主に水)に関係するものとされる。
まずは電気関連に関して。
アストラルエナジーを電気に変換したり、電気信号を発生させるのが基本能力とされる。
また、センサーなど認識や感知能力に視覚能力、情報伝達や通信などの能力にも関わっている
ただし電気の発生する仕組みは既存科学と異なる。
簡潔にいえば、青のマナがアストラルエナジーを得る事で「電気と同じ性質を持つエネルギー体」として振る舞う、といったほうが正しい。
エネルギー体は電流すると不活性化して大気中にそのマナが放散される。
それから、主に液体等の流動化を促す力もある。
特に水との相性がよく、大気中の水分を集めて湿潤や液体化をもたらしたり、水流の制御も可能とされる。
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物体へ運動エネルギーや、引力や斥力を引き起こす、または、空気等の気圧変化をもたらすとされる。
物体の推進装置として使用したり、単純な衝撃波の他、指向性のある衝撃波を発生させる緑マナの集合体を生成して飛ばす(形状は刃状だったり塊だったり)、等色々みられる。
また、冷却の能力もあり、冷却効果のある霧を散布したり、物体から熱を奪うといった効果をもたらす可能性がある。
なお、冷却能力は白のマナと組み合わせる必要がある事までは判明している(物体から移動した熱を白のマナが熱エネルギーから別のものに変換しているものと思われるが、確証は得ていない模様)。
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マナダート(原料)や関連製作物、技術など(一部紹介)↵

ここでは、マナダートと呼ばれる特殊で万能な原料と、そこから成型や加工等を行ってできる物、また関連技術などを一部記載。

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マナダート(Manadirt)
ケイ素や窒素、ホウ素や炭素等々に、無垢の砂および少々の赤や黄に青などのマナを混合させた物質で、一種のナノマシン集合体といえるもの。
上記の物質によらず、配合率等を色々と変更することで様々な性質のものが作成できる。
MAYOISUではゴレムやオートマトンに降霊デバイスから、施設内の各種装置等に至るまで様々なものに活用されている。
また使用材料や配合率によって、高い強度と靭性を得ながら、柔軟性の調整も可能。
さらには、変形して再形成するレベルの形状記憶能力を有する為、簡単に着替えられる普通の服にまで使われ始めている。
導電性と絶縁性、熱伝導性なども調整ができる。
マナダートの色は基本的に灰色なのだが、スクリプトで発色指定が何故か可能であったり、PSIアシストスーツ等だと関連マナの色になる傾向があったりする。ちゃんと肉眼や光学センサーなどで指定した色と認識できる。表層部のナノマシンがそう振る舞う様に機能しているものと推測される。(発色部分に一定以上の圧がかかると、一瞬だけ素材の灰色に戻る事が観測されている事からの推測)
条件を満たすことでマナダートの分解も可能。
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アストラルジェネレータ、アストラルエナジーセル
マナダート生成と同じ工程の際に水素と微量の硫黄にリンを混ぜる事で作成できるとされ、それに生成と循環のスクリプトを組み込む事で製造できる。
MAYOHISUでは主に施設の装置の動力を賄うために使用される。
また、アストラルエナジーセル(AEC)という、アストラルエネルギーを貯蔵する容器も配合を変えて製造可能。
ジェネレータの利点は多量のエナジー生成、セルは蓄積が可能な他、また専用装置により一定の距離が離れても転送ができる。
使用にはPSIによる使用者や装置とのペアリングが必要。ペアリング後であれば、距離が離れていても転送で受け取ることができる。
(例外あり)
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PSIアシストスーツ
例外こそあれ、大抵はインナースーツ。構成員達に支給されほぼほぼ着用している。
PSIの増幅制御効果や、各種防護機能、電磁波や霊力耐性などの機能を標準でもたせている。
また装着者にあわせて、マナの触媒としての機能やスクリプトの格納装置等も搭載している。それらの形状は繊維に埋め込んだシートだったり、カードスロットにしてアタッチメントの様に付け替えたりなど、メーカーによって携帯が様々である。
ただやはり、触媒やスクリプト格納装置をこのスーツだけでまかなうのは限界があるため、やはり高度なそれらは携帯式なり装着型の他兵器や装置を使用する等が必要。
スーツの装着方法は、首輪型や手のひらサイズの携帯できるタイプの装置から専用のナノマシンを身体表面に纏わせてからそれが繊維状に結合しあって……要は自動装着機構を採用している。
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ゴレム、オートマトン
ゴレムは、降霊デバイスや人工脳などを搭載している無人機で、主にマナダートで作成されたものを指す。
動物や重機に乗り物等々、形状は様々。
そのうち、人間型がオートマトンという名称でよばれている。
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ベクトルシルト
無垢の砂と白や青等のマナにより生成し展開できる、防護フィールドの様な機能または装置。
主に外部からフィールド内の方向へ干渉する力に対して防護を行う。活性化した一種のマナが漂う力場の様なものを発生させる。
このマナは、運動エネルギーや熱エネルギーを光エネルギーもしくは電磁波に変換する。変換した電磁波をマナが内包もしくは結合するとそのエネルギーを消費し、素粒子レベルで不活性状態のマナに分解され大気中に分散される。……という仕組みとされる。そういう動作観測まではできているが、完全解明には至っていない。
とにかく、これにより特定方向からの慣性抑止効果や耐熱効果を得る。どのぐらいの衝撃力および熱量から効果を発動させるかの設定はスクリプトで決まる。
発生装置は、生身の人間一人なら拳くらい、HIFASだと人の頭位の体積程での大きさで作成できる。形状はメーカーによる為、ディスク状だったり、筒状だったりなどと様々である。
装置は、不活性の対応マナを取り込んで変換、活性状態にして散布し、設定されている濃度になる様に力場を発生する。
分解され消費される度に再度同じ工程を繰り返し一定の濃度に保とうと充填する。
これの範囲に対する濃度(効力)やリチャージ速度が、埋め込まれたスクリプトの性能次第となる。
傾向としては、スクリプト構築能力とPSIの能力および効果範囲を同じとした場合に、濃度(効力)が高いもの程リチャージ時間はかかり、また逆もしかりといった感じである。
動作にはもちろんアストラルエナジーを使用。
物理的な攻撃に対してはとても強力な防御機構であるが、純粋な一部のマナ由来の攻撃に対しては防御できない可能性も推測され未知数である。
また、PSIのイメージで相手への敵対意思が自身のベクトルシルトにのることで、その相手のフィールドと衝突した場合、エネルギー変換動作が無効化される。つまり、その距離内ではあらゆる攻撃が減衰されない。
吸収する衝撃力により発光する色の度合いが変化する。大旨色温度に酷似している。
なお、神霊や同等クラスの存在は装置なしでベクトルシルトを展開出来る。
ちなみに、黄のマナと合わせる事により、ベクトルシルトに衝撃反射の様な効果を持たせることが可能。しかしそれはある程度の能力や黄のマナと相性が良い人物でないと実用的な効果を得ることが難しいとされる。
実際、今のところ黄のマナとの調和および親和性に富んでいるメルカしかまともに使用できない。
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ベクタースラスト
緑のマナ等を使用した、推進機構。
ベクトルシルトと緑のマナを組み合わせることにより、自身に推進力を持たせて浮遊移動を可能とする能力。もしくは装置。
一般的には生身の場合、ごく短時間の飛翔や、落下速度の減速等、断続的な使用しかできない。
とはいえ、緑のマナと相性のいい使用者は生身で長時間飛行を可能とする。また、触媒とスクリプトの組み合わせで兵器の推進装置としての運用も可能。
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幽世、ヨモツヒラ関連↵

幽世
現世とは異なる、いわゆる異界。
マナや砂が豊富とされる。
主に神霊や同等格の存在、霊魂、妖などが本来住まうべき場所としての認識で問題ない。
現世の様な物質界的な概念とはまた異なる理をもつ。
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ヨモツヒラ(黄泉比良)
幽世と現世の境目の要所に存在する特異な空間。異界とはまた異なり、幽世寄りの中間ポイントの様な場所で空間も安定している。
ここもマナや砂が豊富とされる。
ここにも神霊や同等格の存在、霊魂、妖などが拠所にしている場所となっている。
やはり現世の様な物質界的な概念とはまた異なる理をもつが、現世の様な理も混在する。
MAYOHISUはヨモツヒラのどこかに存在している事になる。
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現世、と補足
いわゆる物質界。普通の人々や生命が住まう場所。
現世でいう「死亡」、つまり肉体を失った者が、時折霊体や魂等で幽世に還れず現世にとどまる事がある。
また、古来から存在する妖怪や魔物、神霊といったも本来の幽世側な存在も、なんらかの要因で現世に存在している。
現世側のそういった存在の事件は基本的にMAYOHISUと提携している神社組織か、また別の組織が対処している。
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異界
たまに、幽世と現世が勝手に繋がる事がある。規模は非常に小さいが、転送門の様なパイプが出来てしまう感じで、それを悪性アストラルゲートと名付けている。
悪性アストラルゲートは幽世と現世の空間情報を複製し、また、幽世と現世にいる存在を吸引する。そうして出来たのが異界である。
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妖など関連↵

悪霊、怨霊
怨みつらみを持った霊体や魂たち。または、悪意等で生まれた思念体など。
異界では大抵、どす黒く全身が溶けた様な姿で現れる事が多い。
新鮮(?)だったり怨念が強力な場合などは稀には生前の姿に限りなく近い状態で彷徨っている事もある。
一般人だと対処法がなければ襲われて命を落とし、お仲間になる危険もある。
PSIが使える場合はアストラルエナジーを消費することで攻撃を緩和または無効化可能。ベクトルシルトでもマナ消費するが攻撃は無効化できる。
もちろん、マナを使った攻撃で容易に撃退可能。
ただ、数で押されると厄介なため、状況によっては油断できない。
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怨死人(えんしびと)
強い怨嗟を持った状態で死んだ者が、時折霊魂が死体から抜けずにそのまま怨霊化した妖であるとされる。
怨恨による何らかの力により、死体を動かしている。
肉体的な力は常人の数倍以上を発揮し、何らかの術を使用する。
ただし、通常はマナを効率よく活用できるはずはなく、使用できても原始的か初歩的なものしかできない。
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無面化(むめんげ)
元はのっぺらぼうの様に顔がない妖だが、対象の毛髪等の体組織や、写真等の映像等を摂取したり読み取る事によって、その存在に見た目を化けることが出来る。
しかも体組織の場合は、対象者の相性がよいマナさえも似せることが出来てしまう。
ただし、PSIが一定以上の力をもつ者や、専用の装置で時間を掛けて調査すると容易に見破る事ができる。
オートマトンが対象の場合、普通は見た目のみ化けるしかないが……?
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