MAYOHISU(迷巣)

[in "TEN.S" System]

FeeSystem↵

「MAYOHISU」電脳空間に適用されている、空想物語「FeeVector」世界現象シミュレートシステム「FeeSystem」のための用語解説集です。

更新情報

2024/9/9 FeeSystem Updated.- 改変が観測されました。

Table of contents↵

[_目次。]

はじめに:「FeeVector」て?↵

現在考案中の空想物語。「もし未来にて、まるで魔法の様な新種の力が使用できる様になったのならば、人類はどうなるのやら。」というコンセプトなお話となる予定のものです。

↰目次へ戻る

どんな世界かざっくりと↵

過去に何らかの要因により世界規模の大戦が発生。

しかし終盤に衛星で発生したとある事故により、本星側で未知のエネルギーが顕現し発見される。

戦後その新物質とエネルギーを人々は研究して利用し、人類は復興を進める。

それから年月が過ぎた世界はどうなってくのか……。

という世界となっています。

本編の舞台は大戦後の幾年か経過した状態(想定は十数年後くらい?)で、新しい物質とエネルギーそして技術によって最早進化したと言えるほどの人類がどうなっていくかを描いていく予定となっています。

↰目次へ戻る

本編あたりの物質や世界技術などを採用

そして当システムでは、その世界の本編位での時点における物質や技術、現象諸々を再現するものとなっております。

「マナ」と名称をつけられた新物質や関連する技術にエネルギーなどなど……それらを解説してまいります。

↰目次へ戻る


細かい解説いらない! おおまかで良い人用↵

その前に一応、そんな細かい解説いらないしなんとなく雰囲気だけわかればいいという人用におおまかなものを用意しておきます。

本当に雑でおおまかな説明の為、詳しく知りたい方は当項目より下にある詳細な方をどうぞ。

これでも長いという人は申し訳ないですがこれ以上は難しいのでご勘弁願います……。ゆかいな三人組(将来四人になるかも?)がなんかおかしなことやってるー位の認識でよかです。

↰目次へ戻る

雑で曖昧なやんわり解説版

  • 「マナ」とか「無垢の砂」と呼ばれる新物質がある。
  • PSIという能力とかアストラルエナジーという力とか、マナスクリプトという動作命令とかいうものがある。
  • 上記それらを合わせるとまるで魔法みたいなすごい事ができる。
  • マナには今のとこ赤、白、黄、緑、青などの色があり、それぞれ別の種類の力を発揮する。
  • 無垢の砂は人体にいろんな作用をもたらすし、マナ使うための触媒につかえる。
  • マナを使うにはアストラルエナジーとPSIが必要。さらに複雑な命令はマナスクリプトを使う。
  • 既存物質とマナと無垢の砂をこねこねしてなんかするといろんな材料が作れる。マナダートとか呼ばれる。
  • マナダートは配合物や率で防壁や兵器の装甲、人工筋肉や神経などなど……。そりゃもう色々なもんが作れる。おまけにコスパもいい。
  • さらに色々加えると「ゴレム」という自立駆動の無人機も作れちゃう。
  • ゴレムの人型は「オートマトン」とかいわれて人気らしい。
  • メルカとクフィはオートマトンである。とある元兵器の廃棄物に宿っている付喪神の霊体をインストールしている。
  • ファイエフィもオートマトンの肉体に霊魂を移植してるが、他の対応したオートマトンに霊魂を移せる独自システムがある。
  • 三人がインナーで着てるのはPSIアシストスーツというもの。PSIの増幅制御とか防護性とか電磁波耐性とかある。
  • 他にベクトルシルトという、防護フィールドを張る機能も内蔵。対衝撃吸収機能だが、黄のマナ得意なメルカはもはや衝撃反射レベルの扱いが可能。
  • ベクタースラストといわれる、緑のマナを使用した推進機能も搭載。クフィが得意で空も飛べる程。ほか二名は能力的に苦手。
  • 動力にアストラルエナジー、操作にPSIを使用した空間出力型のUIというか、HUD機能というかPCとか……といったものがある。これらの技術をまとめてIoTからもじって「PSI(internet)of Things」略してPSIoTとか呼ばれている。
  • この世界とは別次元にアストラルサイドとか幽世とかいわれる空間というか世界のようなものが存在しているといわれる。そこもマナが豊富とされる。
  • そちら側とたまに勝手に繋がる事があり、幽世ゲートとか呼ばれる空間接続する門から招かれざるあっちがわの存在が紛れ込むことがある。
  • じつは一応、三人組の本来のお仕事は、電脳空間に紛れ込んでくるそれらを幽世に還したり退治したりする事となっている。はずである。たぶん。うんぬ。
  • その他の技術や諸々は割愛。一部は詳細側にあるのでどうぞ。

以上でございます。それでは、以下より詳細なバージョンを記載してまいります。

↰目次へ戻る


マナと関連物質、作用など↵

FeeVectorの世界では、先の大戦後から顕現し発見された新物質が存在します。

それは「マナ」および「無垢の砂」(他の項目では「砂」と表記することもある)と呼ばれるもので、まずはそれら自体や人体等への作用に関してを解説します。

↰目次へ戻る

無垢の砂、マナ

無垢の砂(spotless sands)
「無垢の砂(spotless sands)」、「哲学者の石」または「マナヴェゼル」や「魔導の粉」などなど……。組織によって呼称はまちまちだが、正式的には「無垢の砂(spotless sands)」となっている。
マナ同様に先の大戦終盤より発見された、未知だった素粒子の一種で、主に塩が内包している。
一般的には塩から抽出される事が多く、集約し物質化させたものを指す。
衛星にも多く存在する。
この粒子は発見当初においてマナの一種であると考えられていたが、研究していく程に様々な機能をもたらす事が解明されてきており、現在においても新たな発見がされている。
その為、広域で正式に扱う名称が決まっておらず、様々な名称が研究機関や地域等で仮として付けられている。
(マナと非常に根強い関連のある粒子だからこれもマナである、いやマナを制御したりするのでマナと呼ぶのはいかがなものか、等々……といった議論も絶えない)
ここでは「砂」と名付けて解説する。
性質は他のマナもしくは既存物質に何らかの影響を与える事がこれまでの研究結果で判明している。
上記の説明となる理由は、その「影響」が物質によって異なるものをもたらす為である。
以下に現時点において判明している、いくつかの例を挙げることとする。
まずは、マナに対してはそれを格納し、放出するという性質がある。
また、PSIによる命令、またはスクリプトによって、触媒の様にマナへ働きかけて活性化させ、種類に応じた多様な変質や動作反応、それらの制御等々を行う事が可能である点があげられる(マナやPSI、スクリプトに関しては各種項目にて別途記載する)。
ちなみに、マナ充填状態の砂が発色し微発光するのは、格納したマナがごく微量に漏出しているためである。
格納したマナによって放つ色は種類によって異なり、また色によって熱変動や物質化される種類が異なる為、さながらそれは魔法の属性の様であると揶揄される。
生命体にも塩分から摂取して吸収した粒子が蓄積する為、体内のそれを触媒として利用して上記の事を実施するのは一応可能である事が確認されている。当然、通常は触媒として固めた砂と比較すると劣る。
ただ、人間以外においてはこの砂の影響が少ない模様。今後、他の動物や海洋生物達が覚醒して能力を発現する様になるかどうかに関しては今の所未知数とされる。
(確認されていないだけで、もしかして既に何かを使用している可能性もある)
マナと砂との相互作用における驚くべき性質は、既存物質からのマナの格納において、化合物の構成を変化させずにマナだけ分離させて抽出可能である事が既存科学の概念を覆しているといえる。
(マナ自体が既存科学の概念から離れている時点で当たり前といえば……そのあたりはマナの項目にてどうぞ)
次に、(上記した機能以外における)体内の砂がもたらすものに関して。
体内に蓄積した砂は、粒子まで分解され細胞全体に浸透し「馴染む」。それにより、様々な恩恵が得られる。
一つ。マナに干渉する為の能力を有する。
これは、ESP(超感覚的知覚)やPK(念動力)といった様な、いわゆるPSIとおぼしき能力が覚醒する。五感とはまた異なる感覚を得、訓練次第で様々な事が行えるものと推測されている。使用する際のイメージは脳内で詠唱したり想像したり念じたりする様な感覚と似ている。能力の名称もそのままPSIとされた。
二つ。「アストラルエナジー」という、マナにも関連する独特のエネルギーを生成可能となる。
三つ。生命のDNA修復機能および自己自然治癒能力を強化する。
四つ。性自認および関連思考が強い性別へ、段階的に身体的性別が変化していく。
浸透して馴染んだ砂は、外発的に排出させる事は滅多にできない(例外はある)。自発的な排出は可能。砂の不活性化は外発的に難しいが可能。
砂は不活性状態のマナもそうだが人体へのアレルギー反応がまったく起きない。それどころか、他のアレルギー反応も抑制させる効果も確認されている。
砂にはまだ未知の力があるのではないかとされる。研究は続く。
関連オマケ1:性転換機能に関して
無垢の砂の体内作用の一つ。性自認および関連思考が強い性別へ、段階的に身体的性別が変化していく機能がある。
自身の望む性別へ変化できる事から、世界的には受け入れられている能力である。
また、衛星の事故以降、出生する子供が両性で生まれる事が爆発的に増えた。これにより、環境と教育による思考の成長により、人間は後天的に性別が決まる様になっていった(成人後も変化できるが)。
性別変化は単純な男女ではなく、両性や無性に近い状態に変化する事もある。
注意すべき点は、普通の人間の場合、短時間で一時的に性別を変化させることはできない。
一般的な平均だと変態完了に半月、最短でも一週間位かかる模様。
だが稀に、性別変化が即時に行える者もいる。これは一般の人間よりも過剰に無垢の砂を体内に溜め込む事が出来、また、PSIとマナの能力も異常な程強化される、所謂「妖精化」している人間が併せ持つとされる。
関連オマケ2:生殖、妊娠、避妊などの性関連
無垢の砂による人の進化? は、生殖関連にも変化をもたらした。
結論から書くならば、妊娠の難度が飛躍的に上昇した。
または、かなり意図的な制御が可能となった。
まず、個人の能力というべきものに関して。
男性機能に関しては、精子の生成と排出が特定の条件下のみ可能というものとなった。
女性機能は、卵子の生成も同様となった。
その条件は、正式な性交に及ぶ者同士が、互いに子供を作る事を高く許容または欲した時のみ精子と卵子が急速生成され、受精し妊娠するようになった。反対に、それ以外では精子や卵子が生成されなくなった。
生殖目的の時、PSIの一種のテレパシー的な、独特の繋がる感覚をお互いに感じる事から、PSIでの相互結合も生殖に必要であるとされる。なお、この感覚はまるで宇宙の神秘的なものを感じている様であると、経験者は言う。
逆に言えば、この感覚が発生しない場合は、生殖には失敗しているという事である。
これにより子供をつくる事をほぼ完全に制御できるようになったといえる。
言い換えるならば、生殖目的以外の性行為に関して、避妊という面においては安全に行えるようになったとも。
結果、様々な点が変化した。
女性は生理が滅多に発生しなくなった。発生する場合は、受精または着床に失敗した、何らかの疾患等々による。
それから、上記以外にも精子および卵子生成の労力を別にまわしたり、薬や道具などによる避妊がほぼ不要になったことによる等々、肉体的負担の軽減もある。
性行為に関しての精神的負担も(人によるが)軽減されたといえなくもない。
もちろん、お互いに性欲は普通に発生するし、生殖外性行為でオーガズムも得られ、男性は無精子での射精も行う。
……こうなった事によるメリットや新たに発生、または表面化した様々な問題に関しては、ここでは言及しない。
(片方が子供が欲しいのにもう一方はそう思ってなくてできないから愛していないの? だの、色々)
また、性病に関して防ぐわけではない為、そこは別問題となる。
さらに、人工子宮と人工授精を利用した生殖という技術も存在する事は挙げておかなければならない。
ナチュラルな卵子や精子も必要なく、専用の交配細胞を番から生成することが可能ならなおさらである。
ただし性行為をともわなくとも、装置を媒介にしたPSIの相互結合は必要。
(これを利用したお互いに本当に子供が欲しいかどうかを判定するテスターなんかもありそうだ……)
↰目次へ戻る
マナ
空間上に滞在、もしくは物質に内包されているとする特殊な量子またはその集合体とされるものの総称。
基本的には、マナは空間上では素粒子のまま滞在し、既存物質に対してはただ内包されているだけだが、ある特定の干渉をうける事で何かの法則をもってマナ同士または既存物質へ一時的に集合や結合をし、また何らかの力を発生させるもの……との解釈をなされているが、未だ既存科学では完全解明にまでは至っていない。
発生させる現象またはその過程がこれまでの既存科学で完全には説明しきれない、未知のもの故である。
一応、マナのみを集約させて固形化させた状態のものも存在し、そのままマナソリッドと呼ばれる事もある。大量のマナを省スペースでまとめる等のメリットはあるが、砂に内包させるほうが技術としてははるかに楽である。しかし砂への貯蔵可能な量を考えると、同じ量のマナを用意する場合はどうしてもマナソリッドよりも体積が大きくなる。どちらも一長一短である。
マナを活性化させて使用するためにはアストラルエナジーが必要となる。
これ以外での活性化方法はアストラルエナジー生成等の限定的なものを除けば、今のところ確認されていない。
マナにも様々な種類が存在する様であると確認されており、それらは既存の四元素説やはたまた五大的な力を発生、あるいは超能力や功法の源である、または呪術や邪術の原因であるもの、などなど……。
といった、およそアニミズム等々で考えられていたものと似た性質と作用をもたらす。
マナという名称もそこからの引用で名付けられた。
人のマナの色認識だが、個人の表現に違いはあるものの、なんと色覚異常者も健常者と同じ色として知覚できることがわかっている。
異常者からは、殆どのケースで今までみたことがない色だと驚かれる。これにより色認識の埋め合わせかできた他に、色覚異常者はマナの色を肉眼で容易に見分けられる。
また、暗所でもPSIの感知能力で関係なく色が「みえる」。
と、いう事もあり、マナの色認識は既存の光反射によるものとは仕組みが異なるものとされる。
(これを利用した施設内の非常時誘導案内板等の塗料としたりなんかもあるかもしれない)
↰目次へ戻る
PSI
マナに干渉する為の能力が代表的といえるもの。
ESP(超感覚的知覚)やPK(念動力)といった様な、いわゆるPSIとおぼしき能力。五感とはまた異なる感覚を得、訓練次第で様々な事が行えるものと推測されている。使用する際のイメージは脳内で詠唱したり想像したり念じたりする様な感覚と似ている。能力の名称もそのままPSIとされた。
PSIの使用にはアストラルエナジーが必要。
また、PSIはとりあえず大小問わず能力があれば強弱あれど、アストラルサイドや幽世と呼ばれる側の存在を認知できる。つまり幽霊や魂といったもので呼ばれる生命体や、もっと力のある存在も見られる。ただし、干渉するにはある程度のPSI能力が必要。
PSIの能力にも人により得手不得手や強弱等があり、特にマナの色別に相性もあるという見解が一般的である。また鍛錬でPSIの能力を成長させる事も確認されている。
マナ自体も実は存在自体を認識するにはPSIが必要と噂されるが、それは衛星で起こった事件から推測されている。詳細は割愛。
↰目次へ戻る
アストラルエナジー
大気上にあるマナの一種を取り込んで、光合成にも似た生化学反応の様な働き(光は必要ない様だが)をして生成される独自のエネルギー。
マナと関連する特性の為、「星の力」という意味を込めて、アストラルエナジーという名前が公称されている。
肉体の自己修復や、PSIを使用したり、マナに関すること等々全般に於いて消費される。
HiFAS等の様々な動力にも使用され、砂とPSIと対応マナさえあれば容易に生成できるため新主力となる燃料として活用されはじめている。
生身だと体内にある無垢の砂と大気上でそのマナがあればPSIを意識せずとも自動生成して蓄積できる。睡眠時にとくに生成して満たされる。PSIを使用して意識を向け、一時的に生成力を高めることも可能。
エネルギー生成と消費効率も訓練で強化可。
生成したエネルギーは、生身の場合に於いては、体内に溜め込む他、自身の周囲にまるでオーラの様に纏う事で保存する。目視は出来ない(可能となる能力や検知装置など、例外や他手段は一応ある)が、自身は認知出来る。
他の手段としては砂から作成する、アストラルエナジーセル(AEC)という専用の器に蓄えるというのが主にある。
生成に使用されるマナは、ベクトルシルトにも使用される白のマナと同一である事が判明している。
ただし最も効率的に生成できるという意味であり、他のマナでも生成力は著しく落ちるが可能。
睡眠時の脳洗浄や記憶整理、疲労回復因子増加の機能強化にもこのエネルギーが使用されており、生成力を鍛えると短時間の睡眠で問題がなくなる事が判明している。極めると睡眠が要らなくなる可能性もあるかもしれないと推察も出ているが、現状はそこまでに至る者は確認できていない。
また、生命のDNA修復機能および自己自然治癒能力を強化する。
しかも能力者の度合いにもよるが損傷したDNAを変異させずに完全修復する事もできる様になり、その速度も力も劇的に強化される。
これにより、生命は放射線にある程度は抵抗出来る様になる肉体となっていた。
(さらに、ベクトルシルトで観測されたものと似た、電磁波と結合して身体の外へ放散する作用を体内の砂に格納した白のマナも行える為、それに拍車がかかっている)
(ただしこれは無垢の砂の機能の一つで、それにエネルギーを使用している仕組みに過ぎない)
またアストラルエナジーは、サーチュインとAMPK双方と同じ作用を施し、mTORを制御または抑制するらしく、老化を抑制している力の一つであると見なされている。
さて戦闘時における運用に関してだが、一応、一般的な人で生身のみの生成力だとPSIアシストスーツを常用しながら、ベクトルシルトとベクトルスラストを断続的に使用して枯渇に気を付ければ運用出来る。
HiFASの場合は殆どの場合、補助機能としてスーツ自身に生成能力が備わっている。が、消費エネルギーが激しい高出力型や武装を使用する場合は、アストラルジェネレータと名付けた専用の生成装置を装備する場合がある。
アストラルジェネレータという、生成装置なども存在する。
さらに、アストラルエナジーは赤のマナを使用してATP(アデノシン三リン酸)が生成するものと同一または酷似したエネルギーにも変換できる可能性がある事が推測されており、このPSIもしくはスクリプトの開発研究も進められている。
↰目次へ戻る
「スクリプト」(正式名:マナシーケンシャルエフェクトコントロールプロセス)
アストラルエナジーを消費してマナを活用するにはPSIが必要だが、より複雑なマナの制御を実施する為にはさらに専用の命令が必要となる。それは「マナシーケンシャルエフェクトコントロールプロセス」略して「マシェコプ」と名称されたが、呼称しにくいため「マナスクリプト」または「スクリプト」の俗語がよく使用されている。
(魔法的な表現で「スクロール」という呼び方をする者もそれなりにいる模様)。
複雑な能力である程、スクリプトの複雑さや消費するアストラルエナジー量も多くなるなどといった事が方々で推察と実証がなされている。
またスクリプトは上記のほか、無垢の砂で作成した専用の媒体に記録させて実行させる事も可能である。特に複雑で高度なものほど必須といえる程。
スクリプトに対するマナの作用に関しても、各企業や機関等で日々研究されている。
スクリプトはPSIを使用して、砂から形成した触媒に書き込む。発動や動作のイメージを五感とは異なる力にて流し込む事で、一種のルーチンを登録する様な感じであるとされる。
スクリプトの書き込みは、簡易なものなら素人でもできるが、複雑なものとなると出来るまでに訓練を要する。例えるなら、プログラミングをするにも使用言語も覚えなければならないし、組み上げるのにもスキルがいるという事である。
一応、スクリプトで行われている各工程一つ一つは、PSIのみで行える。が、それを決まった順番で且つ連続で行うには使用者の負担も相当なものとなる。順番が一つでも違えれば望む結果にはならない。
その手順を一々思考せずに正しく実行出来るようにするものがスクリプトである。スクリプトという俗称もそこから来ている。
このあたりは魔術や呪術の詠唱に似ている部分であるという見解がなされている。
スクリプトの実行はPSIでただ実行の命令をすればいい。必要なアストラルエナジーやマナ等、必要条件を満たしていれば実行される。また安全上、満たさなければ実行されない様にもなっている。
↰目次へ戻る

マナの種類に関して↵

[当項目は確認情報が曖昧であるものであるとはいえ、執筆担当、管理担当いずれかの職務怠慢疑義があり未完成の状態で公開されています。]

[提案:両担当への状況確認と問責。]

マナの種類はいまのところ白・赤・黄・青・緑が存在している。

各種マナの力はそれぞれにある程度の方向性や法則等が見られるが、まだまだ未知のものであり、明確な解明は未だなされていない。

言い換えれば、日進月歩で新しい発見が見られるものであり、研究が絶える事はこれからもないと予想される。

↰目次へ戻る

白(空色や青白にちかい)
無垢の砂や他のマナとも親和性が高いとされており、地球上で存在率が比較的高いとされるマナ。
ベクトルシルト等に見られる(主に光エネルギー関連などの)エネルギー変換、アストラルエナジーの高効率な生成等の能力を持つとされる。
また、別の種類のマナへも不可逆的に変化する可能性があるという報告もあり、まだまだ潜在的する力があるとも、またマナの根源に関わる物質ではないかともみられている。
↰目次へ戻る
主に熱エネルギー関連とみられる。
加熱や炎等のわかりやすいものや、体温や新陳代謝の上昇効果にも関わっているとされる。
マナがアストラルエナジーを得ると熱エネルギーを発生させる。ただ、そういう機能も一つとしてあるといった方が正しい。
また、アストラルエナジーからATPが生成するものと同様のエネルギーへ変換する能力もあるのではないかと推測されている。
↰目次へ戻る
物質変化と化学変化を発生させることが可能とされるが、現状は限定的な変化能力しか確認されていない。
主なものの一つとしては、鉱物や金属等に対しての、硬質や形状変化、抽出や混合(合金や化合)といったものが少なくとも可能であると確認されている。
マナソリッドを作成する際にも使用される。
また、このマナ自体を身体周囲に集合・自由に個体化形成させる事が可能で、別のマナも組み合わせて様々な作用をもたらす兵器の様な運用ができる可能性を秘めているとされる。
↰目次へ戻る
青(青紫に近い)
主に大きく分けて、二つの能力がある。
それは電気と流体(主に水)に関係するものとされる。
まずは電気関連に関して。
アストラルエナジーを電気に変換したり、電気信号を発生させるのが基本能力とされる。
また、センサーなど認識や感知能力に視覚能力、情報伝達や通信などの能力にも関わっている
ただし電気の発生する仕組みは既存科学と異なる。
簡潔にいえば、青のマナがアストラルエナジーを得る事で「電気と同じ性質を持つエネルギー体」として振る舞う、といったほうが正しい。
エネルギー体は電流すると不活性化して大気中にそのマナが放散される。
それから、主に液体等の流動化を促す力もある。
特に水との相性がよく、大気中の水分を集めて湿潤や液体化をもたらしたり、水流の制御も可能とされる。
↰目次へ戻る
物体へ運動エネルギーや、引力や斥力を引き起こす、または、空気等の気圧変化をもたらすとされる。
単体で使用する場合は物体への推進装置として使用される事が多い。
↰目次へ戻る

マナの組み合わせによる能力

別のマナ同士を組合わせて、また別の能力や現象を発生することもわかっている。

例えば、赤と緑の組み合わせで爆発させたり、黄と青と緑のマナでレールガンの様なものを、白と黄(と若干の緑)の組み合わせでベクトルシルトに飛翔体偏向効果をもたせたり、などなど……。

と、まだまだ無限の可能性を秘めている謎めいた存在である。

人によるマナの得手不得手

スクリプトがあるとはいえ、各種マナに対する使用者の相性や得手不得手などが有ることがわかっている。

簡単に言えば、マナが絡む能力で使いこなせる人とそうでない人がいるということである(使えても、相性の悪いマナを使用するのに余計なアストラルエナジーを消費し、相性がいいマナは少ないアストラルエナジーで済む、など複雑ではあるが)。

相性の簡単な見分け方に関しての一つはマナの項を参照されたし。

↰目次へ戻る

マナダート(原料)と成型、建造、製作物などに関して(一部紹介)↵

ここでは、マナダートと呼ばれる特殊で万能な原料と、そこから成型や加工等を行ってできる物の一部に関してを記載します。

↰目次へ戻る

マナダート(Manadirt)
ケイ素や窒素、ホウ素や炭素等々に、無垢の砂および少々の赤や黄に青などのマナを混合させた物質で、一種のナノマシン集合体といえるもの。
上記の物質によらず、配合率等を色々と変更することで様々な性質のものが作成できる可能性がある。
現状としての実例も色々ある。
例えば、特定のスクリプトにより自己再生や形状記憶等を兼ね備えた、筋肉や繊維そして装甲等として振る舞う機能を持たせられる事ができる
また使用材料や配合率によって、高い強度と靭性を得ながら、柔軟性の調整も可能。製造も簡単かつ低コストの為、他の兵器や防壁等にも使用されている。
さらには、変形して再形成するレベルの形状記憶能力を有する為、簡単に着替えられる普通の服にまで使われ始めている。
導電性と絶縁性、熱伝導性なども調整ができる。
素材の配合率は各メーカー独自に研究と発明を行っており、そのあたりは各社の社外秘とされる。
元々はPSIアシストスーツおよびHiFASを制作する際に研究開発された素材。だが上記した例の様に色々なものに使われる状況となっている。
マナダートの色は基本的に灰色なのだが、スクリプトで発色指定が何故か可能。ちゃんと肉眼や光学センサーなどで指定した色と認識できる。表層部のナノマシンがそう振る舞う様に機能しているものと推測される。(発色部分に一定以上の圧がかかると、一瞬だけ素材の灰色に戻る事が観測されている事からの推測)
マナダートの分解は組み込まれたスクリプトをはがし、ペアリング(別項目にて後述)を解除して所有者情報をなくし、PSIで結合解除の命令を実行する事で、砂状化する。
あとは専用の分離機で各素材と廃材に分けられ、再利用できる。
補助脳と呼ばれるAIを使用した無人機「ゴレム」にも使用されている。
マナダートが作成できた経緯には、ゴレムを作成できた経緯にも関連するとの情報がある。それは硬質生命体の生態データを参考にされているというものである。
オマケ:硬質生命体
XX南の大陸中部あたりに、かつて大戦でできた大穴より這い出てきたとされる。
形状としては何らかの動物を模していたりも、はたまた戦闘機やただの球体のようなものだったりなどなど、多種多様なものがみられる。
だが形質は無機的な、とてもメカチックで硬質的である点が共通している。ロボットめいたフォルムという表現が最も適当かもしれない。
大戦中は、はじめ遭遇してからはしばらくの間見境なく人類や他の動物を攻撃していた存在が殆どだったが、終盤においては攻撃をしない限り襲ってこない個体や、反対に人類側の味方になるような行動、さらには人語も話す個体まで極少数確認されている。
この生命体のなかには、ほかの硬質生命体を捕食したり、何らかの知識を得たりすると、まるで進化するかの如く形状を変えるのも存在する。
また、これらが使用する攻撃手段や飛行能力などにおいて、大戦中時においては全く原理の解明ができなかったが、衛星の例の事件以降に、マナの力であることが速やかに判明した事から、衛星からもたらされた存在であると推測されている。
なお、かつて人間との友好関係を築いたとされ英雄視されていると思しき、とある狼型の個体もいた。名を「ビニン」または「ピニン」という。
[執筆担当メタコメント:DARW……いやなんでもないです]
↰目次へ戻る
アストラルジェネレータ
マナダート生成と同じ工程の際に水素と微量の硫黄にリンを混ぜる事で作成できるとされ、それに生成と循環のスクリプトを組み込む事で製造できる。
性能はやはり各工程におけるメーカーの技術力次第で、使用材料と配合率は当然社外秘。
もちろん、アストラルエナジーセル(AEC)とジェネレータはセットである場合が多い。
ジェネレータの利点は多量のエナジー生成と蓄積が可能な他、一定の距離まで離れても転送できる事にある。メーカーによるが、高性能なものだと10メートル越えでも届く。
使用にはPSIによる使用者や装置とのペアリングが必要。ペアリング後であれば、距離が離れていても転送で受け取ることができる。
(例外あり)
大きさは携帯式や搭載型であれば、HiFASクラスを賄うのであれば手のひらサイズで充分事足り、戦車や戦闘機、メイガス等の運用に必要なものでもサッカーやバスケットボールサイズ程の大きさで賄える。生成力と貯蔵量が増えれば、(メーカー別の性能の違いあれ)比例してサイズが大きくなる。[当ページでは不要な可能性の情報]
駆逐艦クラスあたりから直径1メートル位のものが一つから複数必要になってくる。[当ページでは不要な可能性の情報]
また、無垢の砂が青のマナを使用してアストラルエナジーを電気(既存物質のほう)に変換する様に作用するスクリプトも発見されており、低い電力ながら一般的に普及されている。小型の発電装置の様なものである。
まだ世界には従来の発電方式もあるにはあるが、様々な面を考慮すると上記と比較して陳腐化してしまっているといえる。
↰目次へ戻る
PSIアシストスーツ
例外こそあれ、大抵はインナースーツ。三人組も着用している。
PSIの増幅制御効果や、防護機能、電磁波耐性などの機能を標準でもたせている。
また装着者にあわせて、マナの触媒としての機能やスクリプトの格納装置等も搭載している。それらの形状は繊維に埋め込んだシートだったり、カードスロットにしてアタッチメントの様に付け替えたりなど、メーカーによって携帯が様々である。
ただやはり、触媒やスクリプト格納装置をこのスーツだけでまかなうのは限界があるため、やはり高度なそれらは携帯式なり装着型の他兵器や装置を使用するとか、HiFAS等のアーマードスーツを装着するなどといった手段が必要になってくる。
スーツの装着方法はメーカーにより様々で、上下別々に着てから継ぎ目が補完されフィットするものから、首輪型や手のひらサイズの携帯できるタイプの装置から専用のナノマシンを身体表面に纏わせてからそれが繊維状に結合しあって……要は自動装着タイプなどいろいろある。
↰目次へ戻る
HiFAS(High Forces Armored Suit)
高戦力装甲服。略称はHiFAS、HAS等。ハイファス読みが一般的。
マナダートより製造される強化外骨格。
マナダートの配合を変更する事と、特定のスクリプトにより、筋肉や装甲として振る舞うナノマシン的集合体で各部が形成されている。
動力にはアストラルエナジーを使用。AECとAジェネレータも標準搭載されているのが一般的。
動作制御はPSIを使用。五感と似て非なる感覚で操作をしてフィードバックをうける様な、または肉体の一部の様に操作を行う感覚で扱う事が出来る様になっている。
特に、人型ではないタイプの操作、たとえば多腕・多脚や蛇足等では「動物や虫などはこの様な感覚で動かしているのか」という様に知覚するーー真偽は不明だがーーらしく、人以外の脳と神経の感覚に関する体感についての研究に期待されている技術、らしい?
逆に、そういうタイプを装着し慣れている人は、装着していない時に違和感や、人でいるのが普通なのにまるで神経が欠損した感覚を得るという報告が上がっている。
と、後述になるが強化外骨格は人型の他、多腕・多脚とか、動物や虫を模したり、二輪や4輪駆動の車両などなど……、比較的自由な形状のものが存在する。
視覚に関してはメーカーや種類によって異なっているが、大体はただ単に頭部の目の周辺部分まで透過して視界を確保するタイプか、頭部正面の光学センサーもしくはカメラから視覚情報を肉眼で見ている様に認識するタイプに分けられる。
一応、頭部全体に複眼の様に光学センサーを搭載したタイプも作れるが、現在の人間では意識を向けた方向を、振り向かずともそちらを正面にとらえた様に視るという認識が限界(便利といえば便利だが)の様で、余程の慣れと訓練がないと静止時以外は平衡感覚の乱れや動揺病を発する事もあって好まれない模様。
(ただしこの方式は戦車や戦闘機等、スーツではない現行兵器の多くで標準搭載されているほどに需要がある)
またGUIやHUDの様な機能(PSIoTのひとつ)も搭載。マーカーや情報等を視界上に表示させる機能もある。
腕部や手の形状が人に近いものであれば現行の生身での歩兵用装備がそのまま使える為、汎用性と操作難易度の観点から量産率と需要の高さは人型である(ただし手持をするにはサイズを抑えなければならない)。
勿論、生身では扱いの難しい、装着型や携帯型の専用武装も存在し使用している。本来はそういった武装を使用するのが一般的だが、グレードの低い、PSIアシストスーツに毛が生えた程度の廉価量産型で専用武器がないものはこれまでの生身で扱える武器を普通に使用する。
装着には基本的に専用の装置が必要で、メーカーや種類によって形状やシステムが異なる。
脱着するための部屋または空間を設置するタイプや、携帯や運搬できる形状から変形して纏うものなど様々である。メンテナンスや洗浄機能が付いている設置型は大型になりがち、携帯性と緊急時の装着に優れたものはメンテナンスに別途装置が必要、と、一長一短があるのでどちらも需要はある。
通気性や防塵性などは環境により自動で変化する機能が標準搭載、フィルタリング力はメーカーによる。
無垢の砂を利用したアレルギー抑制効果もある。これはいわゆる装着時の違和感やかゆみを抑える効果といえばいいか。
元々参考となった装甲服も存在し、本来は大気の薄い衛星上での活動が無理なく行えることを想定した為に開発されたものが先祖ともいえる。ただし、素材等はマナダートとは異なる(とされる。マナと砂が観測されるきっかけとなった重大事象直前に作成され、事象関係者も着用していたものである)
生理機能の対応……つまりは排尿、排便問題だが、こちらもメーカーにより異なる。スーツ自身に持たせたもの、携帯式もしくは空間設置型の装置内で一部を脱衣して致す機能等いろいろとある。詳細は割愛。
[記載是非の審議中:排尿、排便機能のバリエーションや詳細に関して。]
[理由:品性および喫食中状態の閲覧者への配慮の是非による。]
関連オマケ:MAGUS(メイガス)(マギウス)(ほぼ未編修で転載)
HiFASの延長で、もう少し大型の武装を使用するのに耐えられるものの需要が発生し、その需要に答えるべく開発された人型兵器。
(本当のところはXXXXが……本項下部の理由が強いだろう)
要は胴体部分に人が乗り込む人型ロボット程にまでサイズを大きくしたものである。大抵は全高6m越えになる。
メリットはHiFASよりも力も装甲も武装もより強く、またHiFASと同じ要領で操作が可能。デメリットはサイズが大きい分被弾率が格段に上がる事、より耐G機能やベクトルシルトにスラスト、そして純粋な動作に必要なアストラルエナジーを要する事が挙げられる。
名前の由来は大きさのメガ(mega)から、ニュアンスが似ていて魔法的な意味合いも込めて「MAGUS」になったとされる。メイガス読みかマギウス読みかは明確に決まっていない様だが、ほとんどの場合はメイガス読み。
(メガの語源、巨人といえばギガスでそれよりも小さいからメガス、そんでメイガスがよいのでは? というこれまた安易な発想の意見が多数派であるとされるが詳細は不明とする)
(名称付けは複雑すぎると認知されにくい事から、こだわりがなく多くの地域で使用されるのであれば割とシンプルになるという法則である)
武装などにもよるが、旧世代の戦車や戦闘機等に対しては優位に対抗できる能力を秘めている。が、マナ技術が使用された新型のそれらに対しては微妙。
その代わり、新旧よらず戦車や戦闘機等よりも製造と維持を含めたコストパフォーマンスが高いので、一定の需要がある。
マナダートを使用した製造コストの簡単な比較として場合にもよるが、これと戦闘機がほぼ同じ、戦車が倍くらいコストがかかると考えてもいいかも知れない。
人型はHiFASの延長で人工筋肉と装甲とスクリプトとPSI伝達システムの組み合わせでいいが、戦車は(人工筋肉はサスペンションとして使用されるとして)それに加えて履帯駆動の為の部品等で部品点数がどうしても多くなるためである。履帯駆動ではなくベクトルスラストとアウトリガー兼用な多脚の組み合わせで戦車を作成した方が(場合によるが)部品点数が少なくなる分、低コストになるまである。
とはいえ、それすらも旧来の戦車を製造するコストに比べればとんでもなく簡単かつ安価に作成が可能ではある。
(履帯駆動の戦車は不整地の走破性と重量な武装を運用出来るという大きなメリットがある以上、まだまだ需要は大きい。ベクトルシルトとマナ関連能力も使用できる物ならなおさらである)
パイロットも一人で十分な点もメリットとはいえるが、マナダートを使用した戦車や戦闘機も負担はあるが一人で運用は可能なのでそこは安易に比較できない(搭乗者数や担当人数に関しての是非はここでは言及しない)。
メイガスを最初に制作し始めたのはXXXXである。これは昔から巨大人型ロボットが好きな国でもあるものねぇ、と、出るべくしてでたと世界中で変な納得をされている。
そして、ギガスと呼べるくらいの本当に巨大なものを秘密裏に作成しているのではないかと、やはり世界中で噂が蔓延している。さも常識であるかの如く。
↰目次へ戻る
ゴレム
硬質生命体の研究から得た技術を用いた量子AI、つまりは人工脳を搭載している無人機で、主にマナダートで作成されたものを指す。
動物や重機に乗り物等々、形状は様々。
人間型は一部で人気があり、別称で「オートマトン」などと呼ばれる事もある。
[以下はFeeSystemへ別途インストールされた独自機能と推測。FeeVector世界に存在しないまたは発展していない技術要素の可能性あり]
ファイエフィ、メルカ、クフィ、エイラもオートマトンである。
ただし人工脳に関しては、FeeVector世界とは少々異なる特殊なものである可能性が高い。
ファイエフィ除く三名は、いずれも廃棄された某元兵器に宿った霊体または思念体、いわゆる付喪神を人工脳へ降霊させて定着させた、極めて特殊なものだからである。
ファイエフィに関しては、とある撃破された戦車乗りの霊魂を、降霊固着デバイスシステムを用いて量産型のオートマトンに降霊させており、同一のデバイスソケットを搭載したオートマトンにコアユニットを移し替える事で容易に肉体を変更できる様になっている。
いずれも実験運用である。
↰目次へ戻る
ベクトルシルト
無垢の砂と白や青等のマナにより生成し展開できる、防護フィールドの様な機能または装置。
主に外部からフィールド内の方向へ干渉する力に対して防護を行う。活性化した一種のマナが漂う力場の様なものを発生させる。
このマナは、運動エネルギーや熱エネルギーを光エネルギーもしくは電磁波に変換する。変換した電磁波をマナが内包もしくは結合するとそのエネルギーを消費し、素粒子レベルで不活性状態のマナに分解され大気中に分散される。……という仕組みとされる。そういう動作観測まではできているが、完全解明には至っていない。
[執筆担当メタコメント:閲覧者側の世界によっては既存科学理論では矛盾があるのでそうはならんやろ、でもこの世界ではなっとるやろがい! のパターンですね]
とにかく、これにより特定方向からの慣性抑止効果や耐熱効果を得る。どのぐらいの衝撃力および熱量から効果を発動させるかの設定はスクリプトで決まる。
発生装置は、生身の人間一人なら拳くらい、HIFASだと人の頭位の体積程での大きさで作成できる。形状はメーカーによる為、ディスク状だったり、筒状だったりなどと様々である。
戦車や戦闘機でも使用されるが、その場合は相応の大きさになる。一般的に、性能と発生効果範囲を広げる程、大きさが比例する。
現在においては、あらゆる兵器のメインな防壁機構として広く活用されている。
装置は、不活性の対応マナを取り込んで変換、活性状態にして散布し、設定されている濃度になる様に力場を発生する。
分解され消費される度に再度同じ工程を繰り返し一定の濃度に保とうと充填する。
これの範囲に対する濃度(効力)やリチャージ速度が、埋め込まれたスクリプトの性能次第の為、メーカーによって差が出る。
傾向としては、スクリプト構築能力とPSIの能力および効果範囲を同じとした場合に、濃度(効力)が高いもの程リチャージ時間はかかり、また逆もしかりといった感じである。
動作にはもちろんアストラルエナジーを使用。
物理的な攻撃に対してはとても強力な防御機構であるが、純粋な一部のマナ由来の攻撃に対しては防御できない可能性も推測され未知数である。
また、PSIのイメージで相手への敵対意思が自身のベクトルシルトにのることで、その相手のフィールドと衝突した場合、エネルギー変換動作が無効化される。つまり、その距離内ではあらゆる攻撃が減衰されない。
吸収する衝撃力により発光する色の度合いが変化する。大旨色温度に酷似している。
なお、ベクトルシルトを放射線無効化装置へと発展させたものがアトミックキャンセラーである。
[以下FeeSystem管理下限定の可能性がある事象に関する。理由:元世界で現状は不確定な要素のため]
黄のマナも合わせる事により、ベクトルシルトに衝撃反射の様な効果を持たせることが可能。しかしそれはある程度の能力や黄のマナと相性が良い人物でないと実用的な効果を得ることが難しいとされる。
実際、今のところ黄のマナとの調和および親和性に富んでいるメルカしかまともに使用できない。
↰目次へ戻る
ベクタースラスト
[当項目は確認情報が曖昧であるものであるとはいえ、執筆担当、管理担当いずれかの職務怠慢疑義があり未完成の状態で公開されています。]
[提案:両担当への状況確認と問責。]
緑と白のマナ等を使用した、推進機構。
ベクトルシルトと緑のマナを組み合わせることにより、自身に推進力を持たせて浮遊移動を可能とする能力。
一般的には生身の場合、ごく短時間の飛翔や、落下速度の減速等、断続的な使用しかできない。
とはいえ、緑のマナと相性のいい使用者は生身で長時間飛行を可能とする。また、触媒とスクリプトの組み合わせで兵器の推進装置としての運用も可能。

アストラルサイド(幽世)関連↵

FeeVector世界や、FeeSystem側で観測されている、とある特殊な環境および要素に関してになります。

なお、当要素に関してはFeeSystemで管理・再現された機能ではなく、FeeVector世界の技術により当電脳空間にも元々存在する要素として観測されているものとなります。

↰目次へ戻る

共通事項

アストラルサイド(幽世)
[注意事項:当項目の内容は実証や確証に値する情報が非常に少ないものとなっています。]
FeeVectorの世界や電脳空間等とは別次元に存在する、特殊な空間というか異界といったもの。世界を物質界や現世(うつしよ)とするなら、またそれとは違った所となる。
そこもマナが豊富とされる。
幽世は研究があまり進んでおらず、確証に値する情報が非常に少ない。
推測、推察、推論、考察、それらの域の情報となってしまうが、関連事項もまとめてその一部を掲載することにする。
  • 文字通りの「幽世」であるとされ、生命の魂や霊等が還る場所とみられる。
  • こちらの世界の様な物質的な概念がないと推測される。どちらかというと、アストラルエナジーやマナ等の独自のエネルギー体の様な、根源の様な何かがあるかもしれない。
  • こちらの世界でいう「死亡」、つまり肉体を失った者が、時折霊体や魂等で幽世に還れず現世にとどまる事がある。
  • PSI能力が一定以上ある場合は、それらを認識することが可能。さらに能力次第でそれらへの干渉も可能。
  • また、怨念が強いとサイキックアタックと呼ばれる攻撃をしてくる場合があるが、これもどの様な存在かで多少の性質差異が生じる。低級や存在が薄い個体は異例もあるがだいたいアストラルエナジー減少攻撃程度である。
  • 古来から存在する妖怪や魔物、神霊といった超自然的な存在も本来は幽世側の存在とされ、なんらかの要因で現世に存在しているとされる。
  • たまに、幽世と現世が勝手に繋がる事がある。規模は非常に小さいが、転送門の様なパイプが出来てしまう感じで、それを「アストラルゲート」と名付けている組織もある。先述の原因はこの可能性も小さくはないものの一つであると推察される。
  • 現象が発生する様になった原因と推察されるものはいくつかある。その中の2つを後述する。
  • 幽世の指定空間に特定座標を設定し、現世の物質を一時的に格納する(現世への引き戻しもできる)装置が実用化寸前まで開発中の段階となっているとのうわさがある。[不正確事項:実際はFeeVector本編では実用化されている世界線が正史の可能性がある]
  • また、マナが顕現し認識できる原因となった、衛星での事故もあわせて、それらが幽世と現世が繋がりやすくなっている原因であるとみなす推論が出始めている。
↰目次へ戻る
「遊戯人記」世界における情報など
電脳世界にも、幽世と繋がるアストラルゲートが発生することがあり、そこから招かれざるあちら側の存在が紛れ込むことがある。
じつは一応、三人組の元来のお仕事は、電脳空間に紛れ込んでくるそれらを幽世に還したり退治したりする為に作成されて運用されている事となっている。はずである。見せてないけど裏でやっているのである。たぶん。うんぬ。
決して日常をだらだらとあれこれ何かに対して色々思ったり言ったりして、好きなことや遊びに夢中になって過ごすのがメインでは……否定ができない。
↰目次へ戻る

電脳空間内根拠地「MAYOHISU(迷巣)」構成員について↵

根拠地「MAYOHISU(迷巣)」に所属する構成員に関して。

[特記事項:当項目の執筆はFayEffieではなく監視者による]

[注意事項:不正確情報も含有している可能有]

[注意事項:事象改変により情報が変更される可能性有]

↰目次へ戻る

“粗ぽん忽”ファイエフィ(SPK_FayEffie)

役職:「MAYOHISU(迷巣)」活動遂行部隊副長兼書記
身長は約170cm。
根拠地「MAYOHISU(迷巣)」にて、三名からなる構成員の活動遂行部隊の長を任されている。
「エフィ」の略称で呼ばれることもあるが、本人は自己の名称に時折違和感を覚えることがあり、旧名のノスフィに改名しようか検討中らしい。
赤のマナと相性のいいオートマトンだが、何故かよく該当マナの能力を使用すると頻繁に何らかの事故や不具合を発生させている。その為、量産型オートマトンと専用の着脱型降霊固着デバイスを組み合わせて、いつでも肉体を容易に交換できる様にしている
その為、アストラル体への対応任務、つまりは戦闘時においては後方からの支援役として動く場合が多い。たまに着脱式の降霊デバイス持ちをいい事に、自爆特攻も行う事も。
一方、遊戯人記活動に関してはメインの執筆担当および統括を任されている。が、執筆は遅い。
性格ははっきりいってノミの心臓レベルの臆病だが好奇心旺盛さも併せ持っている様な、一見矛盾した難儀なものと見受けられる。
[監視者コメント:FeeSystem解説頁執筆担当へも任命したが、職務怠慢疑義が見られるのう。これは本人の特性だから仕方ないので見守るとする]
↰目次へ戻る
[Cracked.]秘匿事項

実験体第弐号「FayEffie」に関して

元は「Feigligspanzer(臆病な戦車)」というコードがつけられていた、幾年か前に撃破されたAI機能搭載戦車の搭乗員であった。

搭乗員の死体から霊魂のみ抽出。着脱式降霊固着デバイスユニットの実験対象とした。

霊魂は青のマナとの相性がよく、赤のマナとの相性が悪い様だが、相性の悪いマナを強制的に肉体になじませた場合の実験も合わせて見るため、赤のマナとの相性のいいタイプの量産型オートマトンに降霊させた。

メルカ(Merka.V)

役職:「MAYOHISU(迷巣)」活動遂行部隊前衛担当兼秘書
身長約180cm位と長身。
根拠地「MAYOHISU(迷巣)」にて、四名からなる構成員の活動遂行部隊のうち、前衛と秘書を担当。
黄のマナと相性のいいオートマトンで、戦闘時においては黄のマナによるベクトルシルト増補効果シールドおよびレールガン等の砲撃、あとは白兵戦を得意とする。
「人記」側の活動としてはエフィの補佐や秘書の様な働きをこなしている。
性格は温厚で少し抜けてる様にみえる場合もあるが、たまに辛辣なコメントをする事も。クフィとは仲が良く見える。
部隊の癒やし担当、またはブレーキ役としての立ち回りを期待する。
[監視者コメント:活動としては真面目にみえるが、無理はさせたくないところよのう]
↰目次へ戻る
[Cracked.]秘匿事項

実験体第参号「Feiglingspanzer」に関して

幾年か前に撃破され回収された、「Feigligspanzer(臆病な戦車)」というコードをもつAI機能搭載戦車より、付喪神化して顕現した霊体をオートマトンの思考回路機構へ降霊させた実験体第参号。

付喪神のオートマトン移植実験に関しては第壱号により実証済みの為、安定して今後降霊移植技術を実用化していく事が可能かどうか再検証するための実験体である。

クフィ(Kfi.Teja)

役職:「MAYOHISU(迷巣)」活動遂行部隊後衛兼補佐
身長約160㎝程。
根拠地「MAYOHISU(迷巣)」にて、四名からなる構成員の活動遂行部隊の後衛兼補佐を任されている。
緑のマナとの相性のよいオートマトン。戦闘時は緑のマナによる飛行能力を利用した索敵および衝撃や風刃に誘導弾などによる攻撃、それとたまに変な発明品を使用したりする。
それ以外の活動においてはエフィの補佐やおそらく解説役の様な働きをしている(とおもう)。あとたまに変な発明品を開発してみせたりする。
性格は冷静でツッコミ役が多く怠情な振る舞いも見られるが、時折ボケ役や剽軽な面も確認できたりもする。
甘い物が好きなのか、時々人前でよく菓子類を食している光景も見られる。
[監視者コメント:FeeSystem解説頁管理担当へ任命したが、職務怠慢疑義が見られる。あとたまに変な物作ったりするのが面白…いや困ったもんじゃてな]
↰目次へ戻る
[Cracked.]秘匿事項[cracked]

実験体壱号「zArGga」に関して

元は「zArGga」というコードネームをつけて開発されたAI搭載型戦闘機。しかし試験運用を重ねて自我をもってしまい、さらには霊体も顕現する現象を発してしまった為、運用停止および封印されていた。

「付喪神化現象」と命名された当現象の観測および各種実験のための実験体として、「FeeSystem」より得た技術より開発したオートマトンへ降霊させた実験体第一号。

身辺および生活保障を与えるかわりに、根拠地「MAYOHISU(迷巣)」の設置作業および実験の協力、実験体弐号および参号の監視役という責務を負わせている。

エイラ(Ela.T)

役職:「MAYOHISU(迷巣)」活動遂行部隊長
身長は可変。気まぐれで見た目を子供や大人に変態可能であるからだ。
隊長として、部隊を纏めているつもり。
青のマナと相性がいい。また、頭に装着する狐耳型の情報統括通信デバイスを使用しての指示および連絡連携等々の役目を担っている。
もとはTEN.S内より構成員に対するカウンセリングを行っていたことから、現在は隊のまとめ役となっている。
性格は温厚かもしれないが飄々とした所があり、少々世話焼きかもしれない感じと言われる。
[監視者コメント:私じゃな。自分の事を書くのは面倒なのでこのへんでいいかの]
↰目次へ戻る
[Cracked.]秘匿事項

実験第肆号「分霊降霊実験イ:宇迦之御魂神霊」に関して

TEN.S開発に関わっているとされる、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)の分霊体。

予てよりTEN.S内に潜みつつMAYOHISU(迷巣)を立ち上げる為の暗躍をし続けた後、とうとう自らを実験体として専用のオートマトンへ降霊して表面的な活動をする事となった。

ヤタ(yata)

役職:「MAYOHISU(迷巣)」総司令
中世的な見た目と妖艶な女性の見た目を自由に変態する特殊体形。女性体形の場合はセオリツヒメモ―ドと呼ばれるらしい。
あまり表には出ず、基本的には裏方に徹している。
能力は未知数だが、とても強大とみられる。
性格はメルカとはまた違った意味で温厚だが、たまに考えが読めないことがある。
[監視者コメント:裏方に回っておるが、いざという時は何とかしてくれる。そんな母親的存在かもしれぬな]
↰目次へ戻る
[Cracked.]秘匿事項

実験第伍号「分霊降霊実験ロ:天照大神」に関して

TEN.S開発にも関わっているとされる、天照大神(あまてらすおおみかみ)の分霊体。

予てよりなぜかTEN.S内に潜みつつMAYOHISU(迷巣)を立ち上げる為の暗躍をし続けた後、とうとう自らを実験体として専用のオートマトンへ降霊して裏方な活動をする事となった。

主に日本でのアストラルサイドに関わる脅威に対抗する為に組織を立ち上げた。

他の国にも、似た組織がある様だが……? 詳細は今の所不明である。